5000円でお釣りがくる筆圧ペン「Bamboo Smart」をワコムブースで試す アクティブ静電結合方式の描き心地は?CES 2016(2/2 ページ)

» 2016年01月14日 06時00分 公開
[山口恵祐ITmedia]
前のページへ 1|2       

使い勝手を試す

 Bamboo Smartのボディカラーはブラックで、重量は19グラムだ。通常のボールペンなどに比べると少し重いが、使いやすさを追究したエルゴノミクスデザインを採用していることもあり、高級感のある質感と相まって握り心地は非常に良好だ。

「Bamboo Smart for select tablets and 2-in-1 convertible devices」 「Bamboo Smart for select tablets and 2-in-1 convertible devices」

 ペン先はハードタイプとソフトタイプの2種類が付属し、ユーザーが好みに合わせて交換できる。展示されていた実機には黒いハードタイプのペン先が装着されていた。また、普通のペンのように普段はキャップを装着してペン先を保護できる。ペン使用時はキャップをペン後部に付けておくことも可能だ。

 手に持った際に、ちょうど親指がくる位置にはボタンを2つ配置し、消しゴム機能やメニュー呼び出しボタンといった機能を利用できる(機能は使用するアプリによって異なる)。デバイスとのペアリングも必要ないため使い勝手は高い。単6電池を使用し、1日3時間の使用で約1年間使用できるという。

キャップを外したところ。ペン先はハードタイプを装着している

 実際に試し書きをしている場面を動画でご覧頂きたい。ペン先に対する線の追従性は良好で、筆圧による線の太さ調整も、ペンが握りやすいため加減がしやすいのだ。ペン先が細いため、細かい文字も書きやすい。今回試用したアプリはワコムのBamboo Paperだが、他のメモアプリやスケッチアプリと組み合わせての使用ももちろん可能だ。

ワコムブースにて書き味をチェックした

 今回のBamboo Smartが使える対応機種は「Dell Venue 10 5000シリーズ」「Dell Venue 10 Pro 5000シリーズ」「HP Elite x2 1012 G1」「Lenovo ThinkPad P40 Yoga」「東芝 dynaPad N72」となっている。

 ここ最近はペンによる手書き入力に対応するタブレットが非常に増えてきたペンを使用する機会が多いユーザーは、ボールペンや万年筆にこだわるように、スライタスペンも書き味を追い求めて“こだわる”のもいいかも。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年04月25日 更新
  1. ワコムが有機ELペンタブレットをついに投入! 「Wacom Movink 13」は約420gの軽量モデルだ (2024年04月24日)
  2. 16.3型の折りたたみノートPC「Thinkpad X1 Fold」は“大画面タブレット”として大きな価値あり (2024年04月24日)
  3. 「IBMはテクノロジーカンパニーだ」 日本IBMが5つの「価値共創領域」にこだわるワケ (2024年04月23日)
  4. 「社長室と役員室はなくしました」 価値共創領域に挑戦する日本IBM 山口社長のこだわり (2024年04月24日)
  5. Googleが「Google for Education GIGA スクールパッケージ」を発表 GIGAスクール用Chromebookの「新規採用」と「継続」を両にらみ (2024年04月23日)
  6. バッファロー開発陣に聞く「Wi-Fi 7」にいち早く対応したメリット 決め手は異なる周波数を束ねる「MLO」【前編】 (2024年04月22日)
  7. ロジクール、“プロ仕様”をうたった60%レイアウト採用ワイヤレスゲーミングキーボード (2024年04月24日)
  8. あなたのPCのWindows 10/11の「ライセンス」はどうなっている? 調べる方法をチェック! (2023年10月20日)
  9. アドバンテック、第14世代Coreプロセッサを採用した産業向けシングルボードPC (2024年04月24日)
  10. ゼロからの画像生成も可能に――アドビが生成AI機能を強化した「Photoshop」のβ版を公開 (2024年04月23日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー