富士通、ノートPC用バッテリーパックに発火の恐れ 対象製品を拡大

» 2016年02月10日 20時12分 公開
[ITmedia]

 富士通は2月10日、同社が2013年4月から6月の間に製造したノートPCの一部機種に搭載するパナソニック製バッテリーパックに不具合があり、発火の恐れがあると発表した。

LIFEBOOK AH53/K バッテリーパックの交換対象に追加した「LIFEBOOK AH53/K」

 同社は2015年8月27日より、同様として問題のあるバッテリーパックの交換・回収を行っているが、今回の一件で対象製品を拡大した形となる。今回追加対象となったバッテリーパックを搭載する富士通製ノートPCで発火の事故は発生していないが、さらなる事故の未然防止に向け、該当製品を持つユーザーに対してバッテリーパックの無償交換を行っていくという。

対象となるバッテリーパックが追加され、計37機種に

 バッテリーパックの交換対象となるのは、以前から告知していた2011年モデルから2012年モデルのノートPCの一部の機種(29機種)と、今回追加した2013年モデルから2014年モデルのノートPCの一部の機種(18機種)で、計37機種となった。

 上記機種以外でも、修理によってバッテリーパックを交換した場合やオプションバッテリーパック(型名:FMVNBP210)を購入した場合に対象に含まれる可能性があるとしている。

 手元にあるバッテリーパックが交換対象かを確認するには、同社が公開している対象一覧で型番を確認するか、バッテリーパックを装着したPCからWeb上に公開している「バッテリーパック自主交換プログラム対象製品チェックツール」にアクセスする方法がある。

 同社は2015年8月27日から2016年2月10日までに「交換対象外」と確認したユーザーにおいても、再度確認するよう呼びかけている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月16日 更新
  1. 使って分かったM4チップ搭載「iPad Pro」のパワフルさ 処理性能とApple Pencil Pro/Ultra Retina XDRディスプレイ/新Magic Keyboardを冷静に評価する (2024年05月14日)
  2. 新型「iPad Pro」が見せる未来の夢と「iPad Air」が見せたバランス感覚 実機を試して分かったiPad購入ガイド (2024年05月14日)
  3. 2台のPCを“直結”して高速データ転送と画面共有を実現――Intelが「Thunderbolt Share」を発表 対応製品は2024年後半に登場予定 (2024年05月16日)
  4. FMVの富士通クライアントコンピューティングが2種類の周辺機器を発売 「27型ワイド4Kディスプレイ」と「ワイヤレス静音キーボード」 (2024年05月14日)
  5. AMDが内蔵グラフィックス非搭載の「Ryzen 7 8700F」など2製品を発表 (2024年05月15日)
  6. ワコムの有機ELペンタブで快適手書きメモライフ! 絵描きではないビジネスパーソンが「Wacom Movink 13」を試したら (2024年05月14日)
  7. キヤノンMJ、PCレスでのスキャンやデータ送信も可能なネットワークスキャナー「ScanFront 400II」 (2024年05月14日)
  8. Arloブランドの「Essential屋内用カメラ(第2世代)」を試す Ringの屋内カメラとの違いは? (2024年05月15日)
  9. 絵文字のルーツはシャープの電子手帳? AIoTクラウドが日本の製造業を支援する理由 (2024年05月15日)
  10. ASUSが「新しいAI PC」を5月21日午前3時(日本時間)に発表 Snapdragon X搭載? (2024年05月13日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー