自動開閉する近未来ケース「H-TOWER」がアキバに登場! 31万円超!古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2016年02月22日 12時00分 公開

日本に入るのは10台程度!? ロマンあふれる「H-TOWER」

 Bluetooth接続のスマホなどで開閉操作が可能なIN WINのE-ATXケース「H-TOWER」の発売が決まり、ドスパラパーツ館に実機が展示されている。価格は送料込みで31万2984円と。カラーは「Titanium&Black」とR.O.G.認証つきの「Black&Red」がある。

 H-TOWERは底部以外の外殻が8つに分かれており、開いたときには内部のシャーシを囲う花びらのように広がる。シャーシも普段は縦に収納されているが、開いたときは90度上を向く仕組み。その後、前後に角度を調整できる。開閉操作はスマホのほかに本体底部のボタンからも行える。閉じているときのサイズは322(幅)×502(奥行き)×617(高さ)ミリで、重量は2.33キログラムとなる。

IN WIN「H-TOWER」

 デモ機を展示しているドスパラパーツ館は「かなりのインパクトがありますね。開くときに干渉するものをよけやすいように可動領域をレーザーライトで照らすなど、細部にもこだわった造りに感心します。ぜひ実機で開閉のスムーズさを実感してほしいです」とほれぼれしていた。同店は受注のみ受け付けるスタンスだ。

 ツクモ各店でも予約を受け付けていたが、週末時点で予定数に達したという。TSUKUMO eX.は「今のところ国内には各色5台程度しか入らないらしいので、仕方ないです。それくらいの数量ならこの金額でも、展示用の美しいマシンを求める方やロマン買いの個人の方などですぐに埋まってしまいますから」語る。

 なお、同店ではLIAN LIのヨット型mini-ITXケース「ODYSSEY PC-Y6」(8万784円)とCEREVOのスマートトイ「ドミネーター」(8万6184円、スペシャルエディションは9万6984円)の予約も受け付けている。ODYSSEY PC-Y6は「いくつか予約を頂いて」いる状況という。ドミネーターは受け付けを始めたばかりということもあり、取材時はまだ予約ゼロだったが、「注目度が高くて気にしている人は少なくない雰囲気です」と話す。

 いずれも数量出ることは期待しづらいが、こうした製品の存在を重視するショップは多い。TSUKUMO eX.はこう話していた。「自作PCはもともと趣味性の高いジャンルなので、びっくりするくらい尖ったアイテムでも欲しい人はいらっしゃるんですよね。そういうニーズが拾えなくなると市場としてもつまらなくなりますから」。

取材時の金曜日、TSUKUMO eX.に貼られていた「H-TOWER」と「ODYSSEY PC-Y6」の予約受け付けPOP

同じく「ドミネーター」の予約POP

 尖った製品は何も超高級ラインにばかり集まっているわけではない。次頁からトータル数万円の新顔を紹介していこう。

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