デスクトップ版CPU&GPUを積んだ爆速ゲーミングノート「NEXTGEAR-NOTE i71000」を徹底分析ついにG-Tuneにも登場!(1/3 ページ)

» 2016年04月05日 17時09分 公開
[石川ひさよしITmedia]
ココが「○」
・デスクトップ版CPUによる高い性能
・GTX 980でゲームも快適&高画質
・爆速ノートとしてはコスパがよい
ココが「×」
・SLIモデルのような「特別」感はやや薄い
・高負荷時の動作音は大き目

NEXTGEAR-NOTE i71000

デスクトップ版GeForce GTX 980と同等のスペックをノート型で実現

 マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」のフラッグシップノートとして、デスクトップ向けCPUと2基のGPUを搭載した「NEXTGEAR-NOTE i71101」シリーズをレビューしたばかりだが、今回紹介する「NEXTGEAR-NOTE i71000」シリーズは、CPUだけでなくGPUにもついにデスクトップ版GeForce GTX 980を採用した製品だ。

デスクトップCPUにデスクトップGPUを組み合わせたハイパフォーマンスゲーミングノート「NEXTGEAR-NOTE i71101」

 NEXTGEAR-NOTE i71000の構成は、CPUがIntel Core i7-6700K(またはCore i7-6700)、GPUはGeForce GTX 980(固定)となる。GeForce GTX 980は、デスクトップ向けのそれとほぼ同じスペックだ。

 CUDAコア数は2048基、メモリは256bit接続のGDDR5を採用している。クロック設定に関しては、デスクトップ向けが定格1126MHz/GPU Boost時1216MHzとされているのに対し、モバイル向けは1064MHz〜となる。なお、グラフィックスメモリに関してはGDDR5を8GB搭載している。デスクトップ版のGeForce GTX 980は標準が4GBとなるので、倍増された計算だ。メモリ接続バス幅は256ビットのままなので、転送速度という点では同じだが、4GBに収まらないほどテクスチャメモリを使用するようなゲームではここによってパフォーマンスの低下が抑えられると考えられる。

CPU-ZによるCPU情報と、GPU-ZによるGPU情報。デスクトップ版CPUとデスクトップ版GPUの組み合わせで、デスクトップゲーミングPCと同等のパフォーマンスを実現する

 ただし、ポジションは先にレビューしたNEXTGEAR-NOTE i71101のほうが上位。NEXTGEAR-NOTE i71000のほうがGPUのグレードでは上だが、シングルGPUとSLIの違いでこうしたポジショニングになる。

 これにより、NEXTGEAR-NOTE i71000は、高価なハイパフォーマンスゲーミングノートの中では、若干価格が抑えられている。NEXTGEAR-NOTE i71101のSLIによる突き抜けたパフォーマンスも魅力的だが、NEXTGEAR-NOTE i71000は十分なパフォーマンスを持ちつつ、現実的な予算に収まる高コスパモデルといえるだろう。

 評価機は、CPUがCore i7-6700、GPUはGeForce GTX 980ほか、SSDが120GBのSATA 3.0接続、メモリがPC4-17000 SODIMM(DDR4-2133)で16GBという構成だ。シリーズ中ではスタンダードに位置づけられるブロンズモデルとなる。メモリスロットに関しては、4スロットで最大64GBまで拡張できる。

内部システムを強力に冷却するブラックで塗られたヒートパイプが目を引く。標準メモリは8GB×2枚の16GB。一般的な用途であれば十分な容量だろう。高性能なGPUをCAD/CAMなどの用途にも活用するワークステーションとして利用するなら64GBまで拡張するのもよい
マウスコンピューター/G-Tune

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