インタビュー
» 2016年06月27日 18時45分 公開

メーカーコラボ企画 第二弾:夏ボで買いたい“本当にぜいたくなPC”はコレ――Sycom×PC USER

「本当にぜいたくなPC」とは何か。メーカーコラボ第二弾は、こだわりのBTOメーカーとして知られるサイコムに協力してもらった。

[編集G,ITmedia]

オトナのための“ぜいたくなパソコン”

 編集部が各メーカーにかけあって読者のためのお得なモデルを作ってもらうメーカーコラボ企画の第二弾は「オトナのためのPC」だ。

 昔はPCを自作していたが今はオーバークロックを楽しんだり、ピーキーな性能を求めるわけでもないし、そもそも自分でいちから組み立てる時間も気力もない。でもパーツや見た目にこだわった上質なパソコンが欲しい――PC USERの読者の中には、そんな自作引退派の方も多くいると思う。

 そこで今回は、超静音PCデュアル水冷PCなど、厳選パーツをふんだんに使って質の高いパソコンを数多く展開してきたこだわりのBTOメーカー、サイコムに協力を仰ぎ、書斎に似合うオトナのためのPCを考えてもらった。対応してくれたのは同社プロダクトマネージャーの山田氏だ。

サイコムでプロダクトマネージャーを務める山田正太郎氏

 実は「上質さを追求したオトナのためのPC」というコンセプトはこれが初めてではなく、すでに「Premium-Line」シリーズで実現している。メインマシンとして余裕のある性能、採用パーツにこだわり抜いた高い品質、そして北欧PCパーツメーカーFractal Designのミニマルなデザインを生かした落ち着いたたたずまいは、派手さはないものの確かな存在感がある。車に例えるなら、スポーツカーではなく高級車。しかも「単なる消耗品ではない、長く使ってもらえるPCを作りたかった」(山田氏)という想いから、高品質なパーツ選定だけでなく、標準保証を2年と長く設定したうえ、将来的に上位のパーツが登場してもセンドバックによるアップグレードに対応している。性能、デザイン、サポートのすべてで“プレミアム”の名にふさわしい製品といえる。

高品質パーツをふんだんに盛り込むだけでなく、白基調でまとめた中身まで美しいPremium-Line(写真は初代)

 ただ、Premium-Lineの第一弾として登場したモデルは、ミドルタワーケースの「Define R5」を採用しているため、本体サイズがやや大きめ。オトナ向けの上質なパソコン、というコンセプトに共感しても、誰もが広い書斎を持っているわけではなく、より省スペースなモデルを望む声もある。そこで今回は、待望のMini-ITXフォームファクターを採用した「H170FD-MINI」をベースに構成を組んでもらった。

実はブラックしかなかったMini-ITXケース「Nano S」


 H170FD-MINIでは引き続きFractal Designのケースを採用している。従来のDefine R5に比べて容積が50%も小さい「Nano S」は、実は第二弾モデルの構想段階ではカラーバリエーションがブラックしか存在しなかった。

 Premium-Lineが人気を博した理由の1つとして、ケースやマザーボード、グラフィックスカード、水冷ユニットなど、各パーツを白と黒で統一したモノトーンのデザインがある。オトナの余裕を感じさせる静かなデザイン、という視点で見るとやはりホワイトのケースが好ましい、という編集部の要望を受け、山田氏が直接Fractal Designに働きかけ、ホワイトモデルを実現したという経緯がある。

 「色自体を別に用意するとなると、かなりの数を売らなくてはならないので、ホワイトはウチの専売ではなく、販売代理店と協力して一般流通する形にはなりましたが、このケースはホワイトこそ価値だと説得しました」と山田氏。これが実現したのは、サイコムのモノ作りに対する姿勢やこれまでのパートナーシップから、Fractal Designの信頼を勝ち得ている証拠だろう。

ホワイトのケースは山田氏の発案だった

ケースファンは空冷パーツ最強とも評価される有名ブランド「Noctua」

 一方、Fractal DesignとのコラボレーションでスタートしたPremium-Lineシリーズながら、あえてFractal Design製ケースファンを外すという選択も行っている。初代Premium-LineのDefine R5ではそのままFractal Designのファンを使用しているが、H170FD-MINIでは標準ファンとして冷却パーツのプレミアムブランド「Noctua」を採用した。

チョコレート色のフィンが特徴的なNoctua製ファンを採用

 「もちろんFractal Designのファンも高品質ですが、静音性を追求していくとNoctuaという選択肢が浮かびます。コストをかけてでも静音性にこだわるのは、いかにも大人のためのマシンという気がしますし、初代でもBTOでNoctuaファンを選ばれる方がかなりいました。それならばいっそ標準固定でNoctuaにしようと。Silent-Masterシリーズで証明したように静音性は折り紙付きですし、独特のチョコレート色も渋くてデザインにぴったりはまっていますね」(山田氏)。

 しかもどうせNoctuaならと、CPUファンに「NH-U12S」、前面に14cmの「NH-A14ULN」、背面に12cmの静音タイプ「NH-S12A FLX」と、かなりぜいたくな構成になっている。強力な冷却性能はもちろん、前面と背面は800回転でフィンの風切り音はほぼ聞こえず、深夜の書斎で思索にふける時間がファンノイズにじゃまされることはないだろう。

そのほかのパーツもこだわり抜いた仕様

 グラフィックスカードは、メインマシンとして十分な性能を持ちつつ、モノトーン基調のデザインにマッチするASUSTeKの「STRIX-GTX960-DC2OC-4GD5」(4GB)を搭載。負荷が低いときにファンを止めるセミファンレス仕様で静音性にも貢献する。山田氏は「カードはいろいろ付けてみましたが、大きなバックプレートのデザインが白いケースにしっくりときたのがコレ。アイドル時に無音になるもポイントです」とコメント。

 マザーボードは、余計な配線で部屋の景観を損ねないように、IEEE802.11ac対応無線LAN機能を内蔵するMSI製「MSI H170I PRO AC」を採用。メモリは8GBのPC4-17000 DIMMモジュールを2枚、デュアルチャンネルで搭載し、ストレージはCrucialの240GB SSD「BX200」と500GB HDDを組み合わせて容量と高速レスポンスを確保した。

 電源ユニットはFractal Designの「Edison M」を採用。これはもともと高品質で定評のあるSeasonicの設計をベースにしており、さらに日本製コンデンサや静音ファンで独自にカスタマイズしたものだ。80PLUS GOLD認証を取得しており、高変換効率も証明済みだ。

ラバーのインシュレーターや防じんフィルター、側面パネルの吸音シートなど細部のこだわりもすごい

 もちろん、Premium-Lineの特徴である万全のサポート体制も従来通り。標準2年保証に加えて、クリーニングやCPUグリスの塗り直し、BIOS/UEFIやドライバの更新といったオーバーホールを受けられる(1回目は無償、2回目も有償で対応)ほか、内部パーツの交換や増設に対応するサービスも用意されている。

 「昔自作をしてた人は目が肥えているので、“吊るし”で売られているPCから自分の思い通りのマシンを探すのはなかなか難しいと思いますが、H170FD-MINIはそういった方にこそ注目してほしい」と山田氏。「質の違いが分かるオトナのためのPCです」。

「で、安くしてくれるんですよね?」(編集G)。「……」(山田氏)

 なお、今回用意して頂いたマシンは、読者限定の特設販売ページから購入できる。今ならPC本体1500円の送料が無料になるほか、さらに3000円の特別割引きをつけてもらった。システムドライブのCrucial製240GB SSDが7月31日まで3000円引きのキャンペーン対象になっているため、全体としてかなりリーズナブルな価格にまとまっている。PC USER読者限定特別キャンペーン期間は7月31日までだ。

構成表
CPU: Core i5-6500
マザーボード: MSI H170I PRO AC
メモリ: 16GB(8GB PC-17000×2)
ストレージ: Crucial製240GB SSD+東芝製500GB HDD
グラフィックス: ASUS製STRIX-GTX960-DC2OC-4GD5
電源ユニット: Fractal Design Edison M 550W
OS: 64bit版Windows10 Home
価格: 14万6580円(税込み)

読者限定特設販売ページへ

 

 派手さはなく、超ハイエンドでもない。しかし、ぜいたくの本質を知っている方は、是非注目して欲しい。なお、同モデルの詳細なレビューを読みたい方は、上質を知るオトナのPC――「H170FD-MINI」コラボモデル徹底レビューをチェック。


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