渋谷の“VR4Dシステム”で「攻殻機動隊」の世界にダイブ!

» 2016年06月29日 17時25分 公開
[村上万純ITmedia]

 プロダクション・アイジーは、6月30日から渋谷マルイ7階でVR映像作品「攻殻機動隊 Virtual Reality Diver」の有料体験スペースを提供する。視聴には、ヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」とヘッドフォン、VR4Dシステム搭載の球体型チェア「TELEPOD」(テレポッド)を使用する。体験価格は600円(税込)。これまで関東の複合カフェで提供していたものを同社公式ストアでも気軽に体験できるようになった。

素子 VR4Dシステム搭載の球体型チェア「TELEPOD」(テレポッド)と草薙素子©士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会
画像 映像イメージ

 それに先駆け、29日にメディア向け体験会が実施された。テレポッドは太もも裏から背中にかけて振動板を内蔵しており、映像と音声に合わせて椅子が揺れる。また、テレポッド自体も横軸で回転できるので、人力で動かすことで360度の映像を楽しめる。視聴時間は約15分。

素子2 ヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」を装着する
振動 映像や音に合わせて椅子が振動する

 映像は新劇場版の世界観をベースにしたオリジナルストーリー。担当者は「東弘明監督やスタッフの方々によると、技術面というよりは、演出面での苦労が多かったようです。VRならではのコンテンツとなるよう、主観と客観の両方を味わえるよう工夫しています」と説明する。ほとんどのVRコンテンツは主観で楽しむものだが、主人公である草薙素子を見たいというファンの需要に応えるために、視聴中は主観と客観がめまぐるしく入れ替わる。人によってはVR酔いしてしまうかもしれない。

 見どころは、迫力のある激しいアクションシーンで、爆破音や低音などに反応して振動するのでテレポッドとの相性もいい。今後は、スマートフォンアプリとして映像を提供するほか、ソニー・インタラクティブエンタテインメントの「PlayStation VR」等への展開も検討中だ。

展示スペース 渋谷マルイ7階の展示スペース

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