レビュー
» 2016年07月09日 07時00分 UPDATE

極楽PC環境を求めて:生粋のVAIOファンによる「VAIO Zデスクトップ化」計画 (1/4)

人気ブログ「ソニーが基本的に好き。」の管理人であり、ソニー製品やVAIOを取り扱うショップのオーナーでもある筆者が「VAIO Z」のデスクトップ化にトライします。

[君国泰将,ITmedia]

←・前回記事:生粋のVAIOファンによる「VAIO Z × BEAMS限定モデル」レビュー

ノートPCとしての利用にとどめておくには惜しい存在?

 13型クラスのモバイルノートPCでは性能、機能、携帯性のバランスが非常に高いレベルで取れている「VAIO Z」。いつでもどこでも持ち運んで使っていますが、とても快適で「ここまで高いパフォーマンスのWindowsノートPCであれば、デスクトップPC代わりにメインマシンとして使えないか?」ということを考えたくなります。

 というわけで、周辺機器をいろいろと集めて、VAIO Zの本格的なデスクトップ化計画を発動しました。

VAIO Z 今回は「VAIO Z」(ソニーストア直販価格は税別19万9800円 ※フリップモデルの場合)でパワフルなデスクトップ環境を構築してみます

 PCの主流がデスクトップからノートに移行して久しく、昨今はタブレットとノートを兼ねた2in1といった新スタイルの製品も増えつつありますが、デスクトップならではのパワフルな作業環境が手放せないユーザーは多いことでしょう。特に大画面のディスプレイを複数枚用意してマルチディスプレイで使うことの便利さは、一度味わったらなかなか元に戻れないほどです。

 もちろん最近のノートPCには映像出力端子があるので、マルチディスプレイ環境を手軽に構築できます。VAIO ZについてもHDMI出力があるので、外部ディスプレイとの接続はケーブル1本で映像と音声を伝送することが可能です。

 しかし、VAIO Zはレガシーポートを意図的に省いた設計なので、アナログRGB(D-Sub)出力や有線LAN端子がありません。USBポートも2つだけなので、このままだと接続できる機器が限られます。そこでUSBハブなどをつないで増設していくわけですが、たこ足配線みたいでかなりカオスな状況になってしまいます。

VAIO Z 現行のVAIO Z(2016年2月発売)にあるインタフェースは、HDMI出力×1、USB 3.0×2、SDメモリーカードスロットと、スパっと割り切った仕様です。USBハブなどを用いていろいろ増設していくと、配線がエライことになります。写真は撮影用にキチッと並べてみましたが、実際に使うとゴチャゴチャします
VAIO Z かつてVAIOには、GPU内蔵の外付け「パワーメディアドック」と接続することで、強力なマルチディスプレイ環境が構築できる、まさにデスクトップPCの置き換え的な変態仕様(褒め言葉です)の「VAIO Z(Z21)」というモデルもありました

USBドッキングステーション「USB-CVDK1」

 そこで、周辺機器の接続を集約して配線のゴチャゴチャを解消できるツールとして、サンワサプライのUSB 3.0ドッキングステーション「USB-CVDK1」を用意しました。

VAIO Z サンワサプライのUSB 3.0ドッキングステーション「USB-CVDK1」(価格は税別2万9800円)。前面にUSB 3.0×2、ヘッドフォン端子×1、マイク端子×1、背面にUSB 2.0×4、ギガビットLANポート×1、DVI-D×1、HDMI×1があります

 VAIO ZとUSB-CVDK1をUSBケーブル1本で接続しておけば、液晶ディスプレイはもちろん、有線LANからマウスやキーボード、外付けHDDといった周辺機器をドッサリとつなぐことができます。しかも、自宅ではデスクトップ環境で使っていたとして、いざ持ち出したいときには、USBケーブル1本だけで着脱できるという手軽さがあります。

 ただし、USB 3.0の転送速度は5Gbpsなので、映像、音声、有線LAN、そして複数のUSBポートの信号まで1本のUSBケーブルにまとめてドッキングステーションと通信するのは少々荷が重いことも事実です。

 普通に使うぶんには問題ないのですが、例えばUSB-CVDK1にディスプレイを外付けすると、HDCP非対応で著作権保護された市販のBlu-ray Disc再生などができなかったり、ミラーリング(複製)表示で動画再生ができなかったり、DirectXやOpenGLなどのAPIに対応していなかったり、といった制限も出てきます。

 配線は少し手間がかかりますが、外付けディスプレイはVAIO Z本体のHDMIでつないだほうが、パフォーマンスが出ますし、こうした制限もないので安心です。

 なお、最近は新世代のインタフェースであるUSB 3.1 Type-C/Thunderbolt 3も登場していて、Thunderbolt 3ならば最大40Gbpsと非常に高速な転送速度を実現(USB 3.1 Gen 2は最大10Gbps)できます。実際、Thunderbolt 3接続の高速なドッキングステーションもチラホラ出始めているので、こうした点はVAIO Zの次世代モデルに期待したいです。

       1|2|3|4 次のページへ

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia PC USER に「いいね!」しよう