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» 2016年07月26日 15時30分 UPDATE

鈴木淳也の「Windowsフロントライン」:Windows 10の1周年記念アップデートを8月2日に入手できる人とできない人 (1/2)

Windows 10の次期大型アップデート「Anniversary Update(1607)」は、2016年8月2日に一般公開されるが、全てのユーザーが同時に入手できるわけではない。

[鈴木淳也(Junya Suzuki),ITmedia]

8月2日に全ユーザーへAnniversary Updateが配信されるわけではない

 Windows 7/8.1からWindows 10への無料アップグレード期間が2016年7月29日に終了すると、次には「Redstone 1(RS1)」こと、Windows 10の次期大型アップデート「Anniversary Update(1607)」がやって来る。

Anniversary Update Windows 10の次期大型アップデート「Anniversary Update(1607)」では、さまざまな新機能が追加される。このように、ロック画面から音声対応パーソナルアシスタントの「Cortana」を呼び出すことも可能だ

 Anniversary Updateで最大の注意点は「全ユーザーへの一斉配信ではない」ということだろう。8月2日の配信対象となるのはMicrosoftが「Current Branch(CB)」と呼ぶグループで、多くの一般ユーザーはこのCBの中に含まれる。

 企業ユーザーを対象とした「Current Branch for Business(CBB)」や、さらに長期でのアップデート猶予期間を持った「Long-Term Servicing Branch(LTSB)」はまだ4カ月以上の猶予期間があり、企業のIT部門があらかじめ設定したソフトウェアの更新サイクルにのっとってAnniversary Updateへ更新されることとなる。

CB/CBB/LTSB Windows 10のアップデート提供モデル。一般ユーザー向けのCB、企業向けのCBB、さらに企業向けで固定環境での利用を想定したLTSBなど、対象に応じてWindows Updateに複数のモデルが用意される

 ここでの問題は、CBに含まれる主に一般ユーザーの数が非常に多いことだ。Windows 10の稼働デバイスが2016年春時点で3億台を突破していることを考えれば、少なくとも1億台を優に超える数のデバイスが、8月2日のタイミングで一斉にAnniversary Updateの適用対象となる。

 これらユーザーのデバイスが8月2日になると同時にMicrosoftのサーバへと殺到場合によっては数GBに達する大容量のデータを一斉にダウンロードするようなことになれば、その際の負荷は計り知れない。

 かつて「Windows 10の初期バージョン」や2015年11月配信の大型アップデート「November Update(1511)」がそうであったように、Anniversary Updateもまたユーザーによっては最大で3〜4日程度の配信ラグが存在することになると予想される。

 その際、配信対象となるデバイスはランダムで決定されるとみられ、「なんで自分のPCにはAnniversary Updateがやってこないの?」と思っても、しばらくは気長に待つしかないだろう。

 なお、このCBへのAnniversary Update配信に関する話題は主にPCが対象であり、スマートフォン向けの「Windows 10 Mobile」はまた少し状況が異なる。PC版のWindows 10は2015年7月29日に一般公開されたが、Windows 10 Mobileは同年11月のNovember Updateまで一般向けのリリースが存在せず、しかもWindows Phone 8.1を対象としたアップグレードの配信までさらに数カ月を要してしまった。

 しかし現在、Windows Insider ProgramのFast Ringユーザーを対象とした開発プレビュー版(Windows 10 Insider Preview)における最新ビルドの配信では、PC版とモバイル版でほぼラグが存在せず、同じビルドが同じタイミングで利用できるようになっている。

 MicrosoftでWindows Insider Programのプロモーションを担当しているドナ・サルカール氏によれば、Windows 10 Mobileも8月2日での配信開始を想定している。ただ、いくら台数規模が少ないとはいえ、アップデートの配信サーバが混雑する事情はPC版と同様であり、少なくとも数日程度の配信ラグは許容しないといけないだろう。

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