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» 2016年08月03日 06時00分 UPDATE

SOHO/中小企業に効く「ポータブルプロジェクター」の選び方(第2回):これを買うべし! 即戦力のポータブルプロジェクターを選んでみた (1/2)

オフィスの外や往訪先で資料を壁に投写できる「ポータブルプロジェクター」の選び方を紹介する本連載。第2回目は、製品を重量ごとに2つのグループに分け、それぞれのおすすめ製品を紹介する。

[山口真弘,ITmedia]

 前回は、ここ2、3年にかけて革新的な製品が続々とデビューを果たしているポータブルプロジェクターについて、従来製品と変化した部分を紹介した。横方向の台形補正やズーム機能など、据え置き型の製品に比べるとまだ不足している機能はあるが、DLPパネルやLEDの採用と明るさの向上、HDMIへの切り替わり、それらに伴うボディーの小型化などにより、ビジネスユースでも十分に使える製品になりつつあるのがトレンドだ。

ポータブルプロジェクター ASUS「S1」

 今回はこれらポータブルプロジェクターにおいて、重量が500g未満の製品と、500g以上〜1kg未満の製品に分け、それぞれのおすすめ製品を紹介しよう。なお、選定にあたっては原則として過去2年以内に発売された製品であり、解像度は1280×800ピクセル以上、かつ明るさが最低でも500ルーメンは確保されていることを条件としている。

あらかじめ必要か不必要かを判断しておきたい3つのポイント

 ポータブルプロジェクターは、他のカテゴリーに比べて機能や仕様の差がかなり激しく、あって当然という機能や仕様が製品によっては欠けているというケースも珍しくない。今回は「1280×800ピクセル以上」「500ルーメン以上」という条件で製品をチョイスしているため、この時点で候補はかなり絞り込まれているのだが、どうしても欠かせない機能や仕様がある場合、それらに合致しない製品を除外してから選定をすすめたほうが手戻りも少なくなる。本題に入る前に、ポータブルプロジェクターを選定する際にポイントとなることが多い3つの機能と仕様について紹介しよう。

 1つ目はモバイル対応、すなわちバッテリーが必要か否かだ。ポータブルプロジェクターの多くはバッテリー駆動に対応しているが、本体内蔵の製品もあれば、バッテリーは外付けのオプション扱いという製品もある。それゆえに、スペックだけでは軽量に見える製品をバッテリー込みで再計算すると、重いからという理由で候補から除外した製品と重量が逆転する場合がある。バッテリーが必須という場合は、あらかじめそれらを考慮に入れてチェックしたほうがよいだろう。

 2つ目は接続端子だ。HDMI端子はこのクラスの製品で標準搭載となりつつあるが、VGA端子については本体に搭載する製品とオプションケーブルなどで対応する製品、非対応の製品の3パターンがある。組み合わせる機材の都合でどうしてもVGA端子が必要であれば、最初に「VGAあり」という条件で絞り込んだほうが製品を選びやすくなる。ただしVGA非搭載でも、Wi-Fiなどを使って接続できる場合もあるほか、今後はVGAを搭載するノートPCはさらに減少していくことが確実なので、これらの買い替えも含めて柔軟に検討したい。

モバイルプロジェクター 本体にVGA端子を搭載しないモデルも珍しくない

 最後はWi-Fi機能だ。タブレットなどからの利用を可能にするWi-Fi機能は、Wi-Fiを内蔵したモデル、本体にWi-Fiドングルを装着して初めて対応するモデル、Wi-Fi非対応のモデルと、こちらも製品によって対応に差がある。タブレットからの接続は他にMHLケーブルを使う方法もあるので、Wi-Fiがなくとも利用できる場合はある。しかし、高い利用頻度が見込まれるのであれば、Wi-Fiを標準搭載していることを条件にしたほうが、汎用性が高く、ドングル採用のモデルと違って持ち歩く際もかさばらないという点でもおすすめだ。

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