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» 2016年08月03日 16時26分 UPDATE

アップルPickUp!:67歳のコード女子爆誕! 女性限定プログラミング講座「Sweet Swift」参加レポ

Apple Store表参道で行われた女性向けプログラミング講座に参加してみた。

[らいら,ITmedia]

 「女性のための初めてのアプリケーション制作」をテーマにした女性向けプログラミング講座「Sweet Swift」が7月27日、Apple Store表参道で行われました。当講座はAppleの各OS向けプログラミング言語「Swift」をイチから学ぶことのできるワークショップです。男性参加者の多い通常のプログラミング勉強会とは違い、20代から60代までの女性12名が参加した華やかな雰囲気となりました。

Apple Store表参道の一角で行われたSweet Swift

 今回はまったくのSwift初心者である筆者も挑戦することに。数字とか論理的思考力とかさっぱりのド文系でも、コードアレルギーを発症せずに最後まで乗りきれるのでしょうか。

興味はあったけどイマイチきっかけがなかった私もついにSwiftデビューです

イケメンエンジニアの先生と学ぶ楽しいSwift講座

 あらかじめ自分のMacには、無料のコーディングアプリ「Xcode」をインストールしておきましたが、さっぱり分からずノータッチ状態でスタートです。周囲を見ても、同じように詳しい人はそれほどいないようで一安心。

 講師はプログラミング教育系団体「morei」の代表兼エンジニアを務める具志堅雅さん。まずはウォーミングアップとしてXcodeの使い方を学びます。

元日立系SIerのエンジニア

 新規プロジェクトの作り方、アプリ画面にボタンを配置する方法、画面いっぱいにwebViewを広げる方法など、おそらくはどれもコーディングの基本の「キ」。とはいえ出てくる用語が「Navigation Area」「ViewController」「アウトレット」など初めて聞く言葉ばかり。参加者はスライドと自分の画面を見比べ、「えーどれー?」と隣同士で教え合いながら、和気藹々(わきあいあい)と進めていきます。

Xcode画面。まずはすべての用語を理解する必要なし。言われたとおりに実行してみる

 見よう見まねでやり方を学んだら、次はオリジナルのオンラインテキストを使って、実際にアプリを作っていきます。具志堅先生いわく、バグ防止のコツは「文章をよく読む」「積極的にコピペを使う」「GIFアニメ付きの画像でイメージする」の3点だということ。

オンラインテキストなら、GIFアニメで操作の流れが直感的にわかる。説明文を読むだけよりも理解が早い

 特にコードは1文字でも間違えばバグが起きるため、タイピングミスがないか逐一確認する必要があります。また質問の際は、「○○していたらXXになった」と前後の操作を論理的に説明できるよう覚えておくことが大切とのこと。確かにパソコンやスマホのトラブルで、「何もしてないのに壊れた」と言われたら頭抱えるもんなぁ……。

 プログラミングのコツを頭に叩き込んだら、オンラインテキストを見ながらアプリを作っていきます。オンラインテキストにあるコードをコピペしていき、「command」+「B」キーでバグチェック。バグがなければ、「command」+「R」キーでシミュレータ(動作確認するプレビューみたいな画面)を立ち上げます。すると……

ジャーン

 おお! アプリっぽい画面が出てきたぞ! コードの意味はまったく分かりませんが、想像よりも簡単にできるので、どんどん楽しくなってきました。プログラミングは難しい、文系だから向いていないなんてイメージで語っていた自分が恥ずかしい。

 さらにTwitterとFacebookの投稿機能を画面に追加して、実際に投稿してみました。コードを組み立てていくことで、自分の作りたいものが少しずつ形になっていくさまは、ものづくりの楽しさに通じるものがあります。

教育現場から「ボケ防止」まで!? 広がるプログラミングの機会

 私は課題が早めに終わったので、隣の女性を手伝うことにしました。「Macは前から持っているのだけど、プログラミングは初めてで」と、はにかみながら答えてくれたのは、なんと67歳のマダム!

 彼女はSNSをやっておらずシェア機能のテスト投稿はできませんでしたが、アプリ画面までは無事完成。途中うまくいかなくても文句ひとつ口にせず、積極的に私に質問して黙々と作業を進める姿は、年齢を問わず魅力的に映りました。

 「何かを新しく学ぶ機会は、この歳になると実はあまりない」と明かしてくれた彼女。いざ機会を目の前にすると、行くのをやめようかとも思うものの、今回は思い切って飛び込んでみたのだそうです。「学ぶのはボケ防止のため」と冗談めかして話しながらも、「分からないものは怖い。だから自分から知ろうとしないと」と最後まで勉強熱心でした。

学びを復習して終了。おつかれさまでした

 最後はコードの意味をさらっと学び、2時間の講座は終了。気づけばあちこちで「難しいですねー」「できました?」など自然にコミュニケーションしていました。「プログラミング」や「エンジニア」はどうしても男性的なイメージがつきもの。しかし同じ女性、同じ初心者同士だったおかげで一体感が生まれ、ゆるりとした雰囲気で気兼ねなく楽しめます。

Swift Playgrounds

 今秋リリース予定の「iOS 10」iPad版には、新たにプログラミング学習アプリ「Swift Playgrounds」が実装され、Macがなくともコーディングが可能になります。今後は男女年齢問わず、プログラミングを学ぶ機会が増えるかもしれません。食わず嫌いすることなく飛び込んでみれば、想像以上に楽しい世界が広がっているかもしれません。


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