そのほか、ザルマン製CPUクーラーのブーム復活を期待する声もちらほら聞こえる。ザルマンは2014年初旬から新製品の投入が途切れ、同年11月に本社のある韓国で更生手続きの申請を行うなど苦難が続いていた。しかし、2016年7月に「CNPS9800 MAX」(税込み6000円前後)を投入して以来、再販モデルの投入も進んでおり、アキバ全体で同社のロゴを目にする機会は増えてきた。
先週も全高60mmのトップフロー型CPUクーラー「CNPS8900 Quiet」を投入し、ベテラン店員たちから注目を集めていた。価格は5000円弱だ。
ただし、売れ行きが上向くのはこれからとの声が多かった。某ショップは「昔からの自作ユーザーにとってはトップフローファンを囲んだ円形フィンをみたらザルマンの文字が浮かびますが、2年のブランクがあると新規のお客さんも多くなるので、ピンと来ない人も少なくありません。まあ、ブランドの威光はかすんでいますよね」と冷淡に語る。
そのうえで「もともと実力のあるメーカーだけに、経営が安定して長い目でみれば復活すると思います。がんばってほしいですね」と個人的なエールも送っていた。
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