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» 2016年11月08日 06時00分 UPDATE

ポメラ「DM200」徹底レビュー どれくらい快適に打てるのか? (1/4)

テキスト入力に特化したキングジム「ポメラ」の最新モデル「DM200」は、使いやすいキーボードなどの特徴はそのままに、外部とデータをやりとりするための機能を新しく搭載したことが目玉だ。まずは携帯キーボードマシンとしての実力をチェックする。

[山口真弘,ITmedia]

 かつてのワープロ専用機に似た、テキスト入力に特化したマシン「ポメラ」の最新モデル「DM200」が登場した。

 ポメラと言えば、インターネットへの接続などテキスト入力の阻害要因となりうる機能を排除したキーボード搭載マシンであり、先代モデルが搭載していたQRコード変換機能を除けば、外部とデータをやりとりするには基本的にメモリカードを経由するしか方法がないという、割り切った設計が大きな特徴だった。

 今回の新製品は、従来モデルの大きな特徴だった本体を開くとすぐに起動する手軽さ、打ちやすいキーボードなどはそのままに、外部とデータをやりとりするための機能を新しく搭載したことが大きな目玉だ。まずはポメラに求められる携帯性やキーボードの打ちやすさをチェックしていこう。

DM200 キングジムのポメラ新モデル「DM200」。本体色はブラックのみ。本体価格は5万3784円(税込)、実売価格は4万円台前半〜5万円台前半(2016年11月8日現在)

ディスプレイは5.7型から7型に大型化

 本体はスタンダードなクラムシェル構造で、電子辞書を横に2台並べたかのような横長のボディーだ。本体サイズは263(幅)×120(奥行き)×18(高さ)mmとなっている。

 キーボードありきの本体サイズということで、7型(1024×600ドット)のモノクロ液晶ディスプレイの左右には大きな余白がある。先代モデルではここにいくつかのファンクションキーを搭載していたが、DM200ではそれらがなくなり、外観はすっきりしている。

 先代モデルはディスプレイが5.7型と小さく、それだけ左右の余白も多かったため、ファンクションキーがないとデザイン的にアンバランスだったが、DM200ではそのようなことはない。

 持ち歩きを前提とした製品であるため、ボディーはかなりの剛性がある。従来モデルのような段差やロゴの突起もなく、地味ながら洗練されているイメージだ。

 キーボードに折りたたみ構造を採用していた2世代前までのモデルは、入力時に本体がしなる問題があったが、DM200にそうした不安定さは一切ない。ノートPCのように熱を発さないのも隠れた利点と言える。

 その反面、本体重量は約580gと、従来モデル(約440g)に比べてスマートフォン1台分に相当するだけの重量が増しているのは、大きなマイナスだ。

DM200 液晶ディスプレイはモノクロ表示の7型パネル。左右には大きな余白ができるが、バランス的にそう違和感はない
DM200 本体を閉じた状態。幅は263mmと、A4の長辺よりも多少短い程度。奥行きは120mmだ
DM200 手が大きいユーザーであれば、片手で握ることもなんとか可能。重量は約580gと、ポメラにしてはずっしり重い
DM200 左側面。Micro USBコネクター、カードスロットを備える。充電ステータスを表すLEDがないのは分かりにくい
DM200 右側面。こちらはコネクターやカードスロットがなく、左側面にまとめられている
DM200 正面。ラッチはなく、指を引っ掛けてそのまま開ける
DM200 背面。2重ヒンジに見えるが実際にはそうではなく、ディスプレイを開ける角度には制限がある
DM200 底面。ゴム足を除き凹凸はなく、バッグへの出し入れもしやすい
DM200 本体はやや厚みがある。公称値は18mmとのことで、ノートPC並だ
DM200 使っていて気になったのは手の脂がつきやすいこと。キーボード面はそれほどでもないが、ボディー側はかなり目立つ

 画面はグレア加工とされているが、手持ちのデバイスには必ず反射防止シートを貼る筆者から見ても、外光の反射はそれほど気にならない。事実、喫茶店など天井の蛍光灯が映り込みやすい環境でも問題なく使用できた。視野角は上下左右とも十分広く、デバイスの特性を考えると、左右の視野角はのぞき見防止のためにももっと狭くてよいと感じるほどだ。

 ディスプレイはバックライトを搭載しているため、暗い場所でも作業できるのはメリットだ。明るさの調整は6段階のみで、実質的に使えるのは3択程度でしかないのだが、「F9」キーを使えばわざわざ設定を開かなくとも素早く切り替えられるので、操作性そのものは悪くない。照度センサーは搭載しないので、外光に合わせて自動的に調光されるといった機能はない。

DM200 約45度の角度から画面を見たところ。十分に文字が読み取れる
DM200 約60度の角度から画面を見たところ。これだけ斜め方向からでもまだ文字が読み取れる。のぞき見を防ぐために視野角はもう少し狭くてもよさそうだ
DM200 画面を最大角度である160°まで開けたところ。完全に180°開くわけではないが実用上は十分だろう
DM200 背面から見たところ。ロゴもなく、良くも悪くも地味だ
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