先週のアキバで目立っていたのは、エアリアのスマホ向けアイテム「イリュージョンシアター」だ。ノリやネジを使わずに組み立てられる段ボール製のヘッドマウントシアターキットで、頭部を覆うシアター空間が作れる。税込み価格は3200円強だ。
先端部分にスマートフォンをセットすると、内部にはめてある96mmの単眼レンズによって画面が拡大して見られる仕組みだ。これにより「遠近感や拡大感を作り、スマートフォンの光や音をうまく演出に使用し、映画館にいる感覚を作」(メーカー)るという。
入荷したテクノハウス東映は「見た目にもなかなかインパクトのあるアイテムですが、3000円ちょっとですしそれなりに売れてくれれば」という。組み立てに関しては「モノがデカいんで、テープとかで補強するのもアリだと思います」とアドバイスする。
こうした段ボール組み立てキットは、以前からHDD収納ケースやトイカメラなどが流通しているが、2016年に入ってからはスマホ用VRヘッドセットキットが大量に出回ったことで、より馴染みの存在になっている感がある。同店は「ちょっとした工作を楽しむ目的で買われる方も多いですね。完成したときの楽しみ方もわりと浸透しているので、得体の知れない感じはもうないかも」と話していた。
価格も税込みで1000円から数千円のものがほとんどなので、本命のPCパーツのオマケ的に買っていく人も多いそうだ(そのためにレジ前によく置かれている)。買い物の際、冬休みのお楽しみとして、ちょっとレジ前に注目してみるのもいいかもしれない。
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