車線逸脱警告の実力は? バックカメラも付いて1万円切りの「ルームミラー型ドライブレコーダー」を試すなんだか“ドラレコ”なヤツを試してみよう(1/3 ページ)

» 2016年12月27日 06時00分 公開
[山口恵祐ITmedia]

上海問屋のドラレコシリーズに新商品

 2016年6月に上海問屋の「高感度ドライブレコーダー」を紹介してから早半年。同店からドライブレコーダーの新商品が登場したとの一報を受け、早速試用する機会を設けた。今回は、車内のルームミラーにカメラが内蔵された一体型モデルで、前方の視界を妨げにくい省スペースな製品に仕上がっている。

上海問屋「ルームミラー型ドライブレコーダー」 上海問屋「ルームミラー型ドライブレコーダー」

 付属するバックカメラを接続すれば、背後の映像録画や後進時のバックモニターとしても利用可能。さらに車線逸脱・車間距離警告といった安全運転支援機能も備えており、ハイエンドのドライブレコーダーに匹敵する豊富な機能を搭載しているのが特徴だ。

上海問屋「ルームミラー型ドライブレコーダー」 付属するバックカメラ

 ハイスペックな機能を備えていながら、価格は9999円(税込・送料込)と比較的安価だ。同様の機能を備えるドライブレコーダーは市場にいくつか登場しているが、1万円を切る製品はそうそうなく、コストパフォーマンスが光る商品といえる。早速その実力を試してみよう。

上海問屋「ルームミラー型ドライブレコーダー」 付属品の全て

本体の取り付けは簡単 バックカメラ取り付けはちょっと難しいかも

 ドライブレコーダー本体の取り付けは非常に簡単だ。車内にあらかじめ備わっているルームミラーにゴムバンドで本体を固定し、付属の電源コードをシガーソケットに接続すれば基本的な設置は完了する。背面にあるレンズは、上下左右に向きを調整できるため、ミラー本体の角度を調整した後でも、カメラの画角を最適な位置に合わせることができる。

上海問屋「ルームミラー型ドライブレコーダー」 背面にあるゴムバンドで車内のルームミラーに固定する

 ただし、車を家族で共用していてドライバーが頻繁に交代し、ミラーの位置もよく調整するといった場合は、その都度カメラの画角も調整するのは大変だ。もともと120度の広角カメラなので、多少のズレなら問題はないが、映像の画角にこだわるユーザーはミラー一体型のドライブレコーダーという選択肢を考え直したほうが早いだろう。

 ミラー左側には大型で映像が見やすいフルカラーの5型(854×480ピクセル)ディスプレイを内蔵する。エンジン始動時に点灯するが、1分または3分経過後に自動消灯する設定も可能なため、普段は意識する必要はない。ミラー自体は青く着色されており、防眩機能が備わっているようだ。最初は違和感があったが、しばらくすると慣れて色は気にならない。

 本体底面には操作用のボタンが配置されている。各ボタンにさまざまな機能が割り振られているが、覚えるまでは少し分かりにくいと感じる。また、ディスプレイが点灯していない状態では録画が正常に行われているかが分かりづらいので、動作状況を示す通知ランプがあってもよかったのではないかと思うことも。

上海問屋「ルームミラー型ドライブレコーダー」 ミラーの左側にディスプレイを備える
上海問屋「ルームミラー型ドライブレコーダー」 本体底面の操作ボタン。どのボタンにどの機能が割り振られているかを覚える必要がある(メニューボタンで画面切り替え、上ボタンで消音といったショートカットのこと)
上海問屋「ルームミラー型ドライブレコーダー」 本体上面にはmicroSDカードスロットとバックカメラ用のAV入力、電源用のmini-BタイプのUSBポートを備えている

 少し手間がかかるのが、バックカメラの取り付けだ。ドライブレコーダー本体にバックカメラから伸びるケーブルを1本接続すればいいのだが、カメラ本体は車の背後まで伸ばして設置する必要がある。

 通常、バックカメラは車の内張を剥がしてナンバープレートの横付近に内側を通して取り付けるのが一般的だ。付属のバックカメラのケーブルは約6mの長さが確保されているため、車いじりが得意な人は簡単に取り付けることができるだろう。

 カー用品店などに依頼して取り付けてもらう方法もあるが、持ち込みだと工賃が高くつく場合もある。そういった場合はバックカメラを車内のリアガラス部分に取り付けるという選択肢もある。ケーブルを天井の内張の中に隠せば見た目もすっきりする。

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