Lenovoは2月27日(現地時間)、スペインのバルセロナで開催される「Mobile World Congress 2017」に合わせて、Androidタブレット「Lenovo Tab 4」とデタッチャブル(画面着脱)式の2in1 PC「Miix 320」を発表した。両者ともに4月以降順次発売となる。
Lenovo Tab 4は、「Lenovo Tab」シリーズの最新モデル。スタンダードモデルに加えて、同シリーズでは初となるプレミアムモデル「Lenovo Tab 4 Plus」も投入する。
スタンダードモデルは、8型画面の「Lenovo Tab 4 8」と10型画面の「Lenovo Tab 4 10」が投入される。両サイズともに「Wi-Fiモデル」とモバイル通信に対応する「LTEモデル」が用意されている。ボディーカラーはSlate BlackとPolar Whiteの2色から選択できる。
プロセッサにQualcommの「Snapdragon 425」(CPU部は1.4GHz×4コア)を採用。メインメモリは2GB、内蔵ストレージは16GBを備えている。外部ストレージは最大128GBのmicroSDに対応する。ディスプレイは両画面サイズともにWXGA(1280×800ピクセル)のIPS液晶となっている。バッテリー容量は4850mAhで、ユーザーによる交換には対応していない。無線LANはIEEE 802.11b/g/n(2.4GHz帯)に対応している。
想定販売価格は8型が169ユーロ(約2万円)から、10型が179ユーロ(約2万1200円)からとなる。
プレミアムモデルも、8型画面の「Lenovo Tab 4 8 Plus」と10型画面の「Lenovo Tab 4 10」が投入される。両サイズともに「Wi-Fiモデル」とモバイル通信に対応する「LTEモデル」が用意されている。ボディー背面にもガラス素材を採用し、本体の奥行き(厚さ)も7.15〜9.4mmに抑えていることが大きな特徴だ。ボディーカラーはAurora BlackとSparkling Whiteの2色を用意する。
プロセッサはQualcommの「Snapdragon 625」(CPU部は2GHz×4コア)を採用。メインメモリは3GBまたは4GB、内蔵ストレージは32GBまたは64GBを備えている。外部ストレージは最大128GBのmicroSDに対応する。画面解像度はWUXGA(1920×1200ピクセル)だ。複数ユーザーの認証に対応する指紋センサーも備えている。外部接続端子はUSB Type-Cで、Qualcommの急速充電規格「Quick Charge 3.0」にも対応する。
想定販売価格は8型モデルが259ユーロ(約3万1000円)から、10型モデルが299ユーロ(約3万5000円)からとなる。
Lenovo Tab 4シリーズでは、使うユーザーに合わせたオプションパックも用意している。
子供向けの「Kids Pack」は、耐衝撃カバーやブルーライトカット画面フィルターのほか、ペアレンタルコントロールアプリなどをパッケージにしている。
学生やビジネスユーザー向けの「Productivity Pack」は、Lenovo Tab 4 10とLenovo Tab 4 Plus 10に対応しており、スタンドやカバーとしても利用できるBluetoothキーボードのほか、より生産性を高めるインタフェースアプリなどをパッケージしている。
Lenovo Miix 320は、コンシューマー向けデタッチャブル2in1 PCの最新エントリーモデルで、モバイル通信に対応する「LTEモデル」と無線LAN(Wi-Fi)にのみ対応する「Wi-Fi」モデルを用意する。
タブレット単体で約550g(Wi-Fiモデル)または約560g(LTEモデル)、キーボード装着時でも約1.02kg(Wi-Fiモデル)または約1.04kg(LTEモデル)と、どこにでも持ち運べる軽量さが大きな特徴だ。ボディーカラーは Platinum SilverとSnow Whiteから選択できる。
先述の通り、4月以降に順次発売となる予定だが、一部の市場では「Lenovo Active Pen」とOffice 365の12ヶ月間ライセンスを付属したモデルを7月から発売する予定もある。
CPUはAtom x5を採用。メインメモリは最大で4GB、ストレージは最大で128GBのeMMCを備える。外部ストレージはmicroSDに対応している。ディスプレイは10.1型WUXGA(1920×1200ピクセル)液晶を搭載している。メインメモリが4GBのモデルには、Lenovo Active Penが付属する。
ポート類はUSB 3.0 Type-C端子×1、Micro HDMI端子、イヤフォンマイク端子を本体(タブレット)側に、USB 2.0端子×2をキーボード側に備える。LTEモデルには、Nano SIMスロットが1つ搭載される。バッテリー容量は33Whで、ユーザーによる交換には対応しない。
本体側には約500万画素のアウトカメラ(オートフォーカス対応)と約200万画素のインカメラを備えている。
想定販売価格は、Wi-Fiモデルが269ユーロ(約3万2000円)から、LTEモデルが399ユーロ(約4万7000円)からとなる。
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