二股に分岐している理由は、USBポート1つでは給電能力が足りない場合に別のポートから追加で給電するため。1つ目だけで動作するならば、2つ目は差し込まなくとも問題ない(今回手持ちのPCで試した場合は1ポートで問題なく動作した)。
試しに市販品のUSB Type-Cケーブルに交換してみたが、こちらも問題なく動作した。二股のうち一方を接続しないままの状態で使うのは見栄えがよくないので、このように二股でないタイプに交換して使うのもありだろう。
このUSBケーブルはタッチ操作の信号も伝送するので、Windows 10と組み合わせると10点マルチタッチ操作も行える。出先での商談などで、ノートPCの画面は相手側に、本製品の画面側はこちらに向け、タッチで操作しながらプレゼンをするといった用途に使えるだろう。なお前述の市販ケーブルでも、タッチ操作は問題なく行えた。
ちなみに付属のUSB-ACアダプターを使い、PCからではなくコンセントから給電することもできる。その場合はタッチ信号の伝送が行えないため、タッチ操作は行えない。なお、二股に分岐した一方をPCに接続し、もう一方はUSB-ACアダプター経由でコンセントにつないでからの給電に使うといった、変則的なつなぎかたも可能だ。
もう1本のHDMIケーブル(本製品側はMicro HDMI、PC側はHDMIのタイプA)は純粋に映像信号だけを伝送する。このほかオプションではVGA(アナログRGB)ケーブルなども用意されており、HDMIコネクターがなくVGA(D-Sub 15ピン)コネクターしか用意されていないノートPCとの接続にも対応する。
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