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» 2017年09月25日 15時47分 公開

第8世代Core「Coffee Lake」発表 ついにIntelもメインストリームに6コアCPUを投入

IntelがCoffee Lakeを発表。Core i7-8700Kを筆頭に6製品をラインアップした。

[石川ひさよし,ITmedia]

 Intelは9月25日、第8世代のデスクトップ向けCoreプロセッサーファミリーを発表した。「Coffee Lake」(開発コード名)と呼ばれていた製品で、LGA 1151ソケット(互換性はない)を用いるメインストリーム向けとなり、最上位のCore i7では6コア/12スレッドに拡大した。「Core i7-8700K」を筆頭に、Core i5やCore i3、それらのアンロック版「K SKU」と合わせ、第1弾として6製品をラインアップする。

 第8世代CoreをサポートするチップセットはIntel Z370だ。

Core i7-8700K(写真=左)。Core i5-8600K(写真=中央)。Core i3-8350K(写真=右)

 第8世代Coreで最も大きな変革は、6コアプロセッサの投入だ。現在、ハイエンド向けプラットフォームのCore Xシリーズでは、最大18コア/36スレッド対応製品が発表されているが、メインストリームプラットフォーム向けCoreはこれまで4コア/8スレッドまでだった。

 Core i7-8700Kおよび8700では6コア/12スレッド、Core i5-8600Kおよび8400では6コア/6スレッド、Core i3-8350Kおよび8100では4コア/4スレッドに対応する。コア数だけで見ると、Core i3が実質的に従来のCore i5と同じとなり、この点でもメインストリームプラットフォームのパフォーマンスが底上げされる。

デスクトップ向けの第8世代Coreのラインアップ

 コア数に合わせてキャッシュメモリ(LLC)も増量され、Core i7では8MBから12MBへ、Core i5では6MBじから9MBへ、Core i3も4MBから6MBと、それぞれコア数同様に1.5倍となる。

 動作クロックについては、Core i7で見ると第7世代のそれと比べてベースクロック側が控え目な値、Turbo Boost側がより高い値になっている。例えば、Core i7-8700Kではベースが3.7GHz、Turbo時が4.7GHzとなる。Core i7-7700Kではベースが4.2GHz、Turbo時が4.5GHzだった。ちなみに、Core i5で見ても、Core i5-8600Kがベース3.6GHz、Turboが4.3GHzで、Core i5-7600Kではベース3.8GHz、Turboが4.2GHzだった。

 Core i3は第8世代でもIntel Turbo Boost Technology 2.0がサポートされていない。そこでシングルスレッド時の定格クロックがより重要となるが、Core i3-8350Kは4GHz、Core i3-7350Kは4.2GHzとなっている。

 TDPについては、Core i7-8700KおよびCore i5-8600Kが95W、Core i3-8350Kが91W、ほかK SKU以外の3モデルは65Wとなる。この点では、従来のCore i7/i5のK SKUと比較すれば微増、Core i3-8350KはCore i7-7350Kが60Wだった点からすると大幅増、ほかも同クラスと比べて同じか若干増加する傾向だ。これは改良版14nmプロセスを採用しており、コア数が増えたためだろう。とはいえ、電源やCPUクーラーを買い換えるほどではない。K SKUについては、従来同様CPUクーラーが付属しない。

第8世代CoreとIntel Z370チップセットのブロック図

 CPU以外の点では、まずCore i7およびi5でDDR4-2666メモリがサポートされる。従来までのDDR4-2400からメモリ帯域幅を向上させ、コア数の増加分に対応する。ただし、Core i3については従来同様DDR4-2400だ。

 次に、PCI Expressレーン数が拡大する。それも一気に40レーンに拡大される。Core i7-7700Kでは24レーンだった。ただし、CPU直結レーン数としては16レーンで変わらない。残る14レーンはチップセット側に接続され、CPUとチップセットを結ぶDMI 3.0の帯域がボトルネックとなることが考えられる。拡大されたPCI Expressレーンは、例えば、NVMe SSDやOptane Memory、USB 3.1やThunderbolt 3などに活用されることになる。

 Intelでは、Coreプロセッサーファミリーを“プレミアム・パフォーマンス”向けとして再定義する。Core Xシリーズはエクストリーム・パフォーマンス、PentiumやCeleronについてはエントリー・パフォーマンスという割り振りだ。プレミアム・パフォーマンスセグメントが担うのは、ゲーミングやコンテンツ制作、オーバークロックの3分野を挙げている。それぞれ、ニーズが拡大している分野であり、デスクトップPCが選ばれる分野でもある。

第8世代Coreの位置づけと特徴

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