アキバに異変? Coffee Lake枯渇の裏側古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2017年11月27日 15時57分 公開

AMDの台頭に中国のゲーミング特需――Coffee Lake枯渇の裏側

 Intelから「Coffee Lake-S」こと第8世代Coreシリーズが登場して1カ月、アキバの自作PC界隈では異変が生じている。登場した6モデルのうち、上から2つ目の「Core i7-8700」とその下に続く「Core i5-8600K」「Core i5-8400」の在庫がどこのショップにもなく、CPUの価格表には売り切れの札が貼られた状態が続いている。

パソコンSHOPアークのCoffee Lake価格表

 TSUKUMO eX.は「最上位のCore i7-8700Kも順調に売れているんですが、在庫が潤沢に入ってくるので品切れにはならないんですよね。その下の3モデルはもともと入荷数が少ないところにまずまずの人気もあって枯渇しているという状況です」と説明する。

 最上位のみ潤沢という構図は発売当初からのものだが、日が経って人気が分散するようになって事態が深刻化したようだ。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「年明けまではこの状況が続くと言われています。つまり冬のボーナス商戦はこの状態で迎えなくてはならないわけです。主流どころが枯渇したなんて前代未聞ですよ。実際、『Core i5が入るまで組むのを待つよ』というお客様も何人かいらっしゃいますし大変です」とこぼしていた。

11月2日の同店の価格表

 その原因にはさまざまな説があるが、複数のショップで聞かれたのはRyzenの台頭とゲーミングPCブームだ。某ショップは「予想以上に好調なライバルのRyzenに対抗すべく、発売時期を早めたために十分な生産ペースが確保できなったのがそもそもの原因だと思います。生産力を人気が出る最上位のi7-8700Kに振ったのは良かったですが、振りすぎたんですよね」と話す。

 また、別のショップは「中国でゲーミングPCが盛り上がっているんですが、あちらの構成はCore i5にハイエンドグラボを挿すのが主流です。Core i5はそちらにとられて単品発売に回ってこないという背景もあるみたいです」と推測していた。

 旧世代のCore i5やZ270/H270マザーも順調に在庫が薄くなっている。年末にCore i5マシンを組みたい考えている人は対策を考えておいたほうがいいかもしれない。

11月2日発売時のCofee Lake-S。ドスパラ秋葉原本店で撮影

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