「Windows 10 Sは来年、単体エディションではなく、エディションの1“モード”になる」──米MicrosoftのWindows担当コーポレートバイスプレジデントのジョー・ベルフィオーレ氏が3月7日(現地時間)、自身の公式Twitterでそうツイートした。
「われわれは、Windows 10 Sを学校や企業で問題なく使える端末向けOSエディションとして使っている。来年、Windows 10 Sは既存エディションの“モード”になり、単体エディションではなくなる。だから、(公式ブログで)Windows 10 Sに触れていないことには問題ないと思う」としている。
これは、Microsoftが6日に公開した米国の教育機関でのWindowsのシェアについての公式ブログで教育機関向けエディションのはずのWindows 10 Sがまったく触れられていないことを指摘した米IT系メディアPCWorldの編集者、マーク・ハックマン氏のツイートのコメントとして投稿されたものだ。
Windows 10 Sが単体エディションとしては終了することは2月からうわさされていたが、Microsoftが正式に認めたことになる。
Windows 10 Sは、Microsoftが昨年5月に発表した、米Googleの「Chrome OS」のような“セキュアな”軽量OS。セットアップが簡単で、「UWP(Universal Windows Platform)」しかインストールできないようにすることで安全性を高めたのが特徴だ。
うわさでは、Windows 10 Sの“モード化”は、3月あるいは4月にWindows 10の次期アップデート(コードネーム:Redstone 4)で実施されるとみられている。
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