第2世代Ryzenとともに、新チップセット「X470」を搭載したマザーボードも登場。ASUSTeKやASRock、GIGABYTE、MSIから合計11モデルが売り場に並んでいる。いずれもATXタイプで、税込み価格は3万5000円弱から1万8500円前後だ。
X470はX370の後継チップセットで、基本的な機能を踏襲しつつ、第2世代Ryzenの自動オーバークロック機能「XFR2」が使えるようになった他、今後のアップデートにより、負荷のかかっているコア数によってクロックを微調整する「Precision Boost 2」機能も有効になるとされる。パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「他にも、自己責任ながらメモリが最大でDDR4-2933まで設定できたりと見どころはありますね」と評価する。
現状、多くのショップで人気モデルに挙げられているのはASRockの「X470 Taichi」(税込み3万2000円強)だが、品薄傾向が高まっており、売り切れたショップでは売れ筋が分散しているとか。また、“待ち”の空気が漂っていると指摘する声もいくつかあった。
パソコンSHOPアークは「よりハイグレードなモデルを待っている人もいますが、micro-ATXやmini-ITXなどの小型モデルも期待されているんじゃないかと思いますね」と分析する。
ただし、こんな声も。「X470のmicro-ATXマザーを準備しているって情報がどこのメーカーからも入ってきません。mini-ITXは大型連休明けに出そうですが、ひょっとしたら大小の二択になるかも」(某ショップ)。
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