「Yoga S730」は、今回のYogaブランドの変更に伴って登場したモデルだと櫛田氏は説明する。「これまでのYogaはConvertibleの“C”をつけていたが、今回のブランドコンセプト見直しによって、初めてSlimの“S”をつけたモデルが登場した」(櫛田氏)
アピールポイントは最薄部6.5mm、最厚部でも11.9mmの薄いボディー。加えて、1.1kgで約12時間のバッテリー駆動、ディスプレイの左右で3.62mmの狭額ベゼル、Dolby Atmos、Dolby Visionを導入した視聴環境、3基のUSB Type-Cの搭載、1時間で80%充電可能なクイックチャージ機能などが特徴として取り上げられている。
櫛田氏が「Yogaシリーズの最上位モデル」と説明する「Yoga C930」では、Dolbyと共同で開発したディスプレイヒンジにツイーターを組み込んだ「サウンドバーヒンジ with Dolby Atmos」や上位構成で4K(3840×2160ピクセル)解像度とIPSパネルを採用したディスプレイなど、コンテンツ視聴に適した仕様を強調した。
加えて、本体に用意したペンホルダーやプライバシーシャッターのスライド、指紋センサーがそれぞれボディーデザインに影響を与えていないことや、従来のディスプレイ360度回転タイプのPCがタブレットモードでデザインに違和感があったのを、Yoga C930では、側面の角度を360度回転した状態でそろえるようにすることでタブレットモードでも一体感が出るようにしたことなど、デザイン面の工夫も訴求している。
説明会にはゲストとして「Different is betterを最もよく体現している人」と河島氏が紹介する西野亮廣氏が登場した。西野氏は事前に使用したYoga Book C930について「移動中に絵を描く仕事をする機会が多いので、薄くて軽いPCが持ち運びに一番いい」と感想を述べた後、ステージ上では実際にYoga Book C930を使ってE Inkに手書き入力をしながら「ペンを使った手書き入力では筆圧に気持ちが反映するので、大事なことを伝えやすい」と語った。
また、E Inkで入力したイラストをアプリケーションにキャプチャーしてPCで着色など加工した上で相手にすぐ送信できることや、手書き文字をアスキーコードで認識してデジタル化できることなどを体験して、その便利さを評価していた。
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