「Fire」タブレットがスマートスピーカーに早変わり? 「Alexaハンズフリー」を試す山口真弘のスマートスピーカー暮らし(1/2 ページ)

» 2018年10月27日 11時00分 公開
[山口真弘ITmedia]

 Amazonの「Fire」シリーズといえば、同社のデジタルコンテンツ専用タブレットという位置付けながら、抜群のコストパフォーマンスで人気の製品だ。この10月に発売された8型モデル「Fire HD 8」(第8世代)に至っては、16GBモデルで8980円(税込み、以下同)など、価格破壊といっていい。

 さて、このFireタブレットには、同社のスマートスピーカー「Amazon Echo」と同じ音声アシスタント「Alexa」対応の端末として使える機能が搭載されている。つまりこれを使えば、Fireタブレットを画面付きのスマートスピーカーである「Echo Show」と同じように利用できるわけだ。米Amazon.comではむしろそちらの機能が、タブレット本来の機能よりもフィーチャーされているほどだ。

 この「FireタブレットをAmazon Echoのように使う機能」は、正確には「Alexaハンズフリー」および「Showモード」という2つの機能を指すわけだが、そもそも両者がどう違うのか、同時にオンにしなくてはいけないのか、実際に使ったことがなければ分かりにくい。今回は、日本のAmazon.co.jpのアカウントでもいずれ使えるようになると思われる、この両機能についていち早く紹介する。

Alexa 「Alexaハンズフリー」を有効化すれば、「Fire」タブレットに触れることなく「Alexa」の音声コマンドを利用可能になる

ホームボタンを長押ししなくとも音声だけでAlexaを呼び出せる

 通常、Fireタブレット上でAlexaを使用する場合、ホームボタンを長押ししてやる必要がある。ホームボタンを押さずにいくら「Alexa(アレクサ)」と呼びかけても、反応することはない。

 この「Alexaハンズフリー」を有効にしてやれば、ボタンを押さなくても、音声だけでAlexaを呼び出せる。そのため、離れたところに置いてあるFireタブレットに触れることなく、Amazon Echoを使っているのと近い感覚で、Alexaを使ったさまざまな操作が行えるようになるというわけだ。

 この機能を使うには、まず対応したFireタブレットが必要になる。対応しているのは、現行の「Fire HD 10」と「Fire HD 8」(第8世代)の他、2017年発売の「Fire HD 8」(第7世代)だ。現行モデルの中でも「Fire 7」、また第6世代以前の「Fire HD 8」は非対応だ。ソフトウェアはそれぞれ最新のバージョンにしておく必要がある。

Alexa 10.1型モデル「Fire HD 10」。フルHD液晶ディスプレイを搭載しながら、32GBモデルが1万5980円という破格のプライスで評価も高い
Alexa 8型モデル「Fire HD 8」。2018年発売の第8世代モデルと、2017年発売の第7世代モデルが「Alexaハンズフリー」に対応する。両者に外観の違いはほぼない

 利用にあたっては、日本のAmazon.co.jpのアカウントではなく、米Amazon.comのアカウントが必要になる。セットアップの言語設定は日本語で行っても構わないが、ログインするアカウントは、米Amazon.comのものでなくてはならない。

 米Amazon.comのアカウントでログインすると、日本版にはない「Alexa」という項目が設定画面に表示される。ここで「Alexa」をオンにし、その上で表示される「ハンズフリーモード」を有効にすることで、ハンズフリーでの操作が可能になるというわけだ。

AlexaAlexa 日本のAmazon.co.jpのアカウントでログインしていると、Alexa関連の項目は表示されない(画像=左)。米Amazon.comのアカウントでログインしていると、「Alexa」という項目が表示される。言語設定が日本語でも問題ない(画像=右)
Alexa 「Alexa」を開いて有効化し、「ハンズフリーモード」を有効にしておけば利用可能になる

 もう一つ事前準備として、気温および距離の単位を変更しておこう。初期設定では、気温は「華氏」、距離は「マイル」になっているので、表示がおかしなことになりかねない。FireにプリインストールされているAlexaアプリを立ち上げ、Alexaデバイスの設定画面から「単位」を開き、温度を「摂氏」に、距離を「キロメートル」に変更する。これで事前準備は完了だ。

Alexa 初期設定では、温度と距離が、それぞれ「華氏」「マイル」になっているので、これを「摂氏」「キロメートル」に変更する
       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年03月13日 更新
  1. きょう発売の「MacBook Neo」、もうAmazonで割安に (2026年03月11日)
  2. セールで買った日本HPの約990gノートPC「Pavilion Aero 13-bg」が想像以上に良かったので紹介したい (2026年03月11日)
  3. 10万円切りMacが17年ぶりに復活! 実機を試して分かったAppleが仕掛ける「MacBook Neo」の実力 (2026年03月10日)
  4. 12機能を凝縮したモニタースタンド型の「Anker 675 USB-C ドッキングステーション」が27%オフの2万3990円に (2026年03月11日)
  5. 3万円超でも納得の完成度 VIA対応の薄型メカニカルキーボード「AirOne Pro」を試す キータッチと携帯性を妥協したくない人向け (2026年03月12日)
  6. 新品は絶滅、中古は高騰──「令和にMDを聞きたい」と願った筆者が、理想の再生環境を整えるまでの一部始終 (2026年03月13日)
  7. 「MacBook Neo」を試して分かった10万円切りの衝撃! ただの“安いMac”ではなく絶妙な引き算で生まれた1台 (2026年03月10日)
  8. M5 Max搭載「14インチMacBook Pro」がワークステーションを過去にする 80万円超の“最強”モバイル AI PCを試す (2026年03月13日)
  9. エンスージアスト向けCPU「Core Ultra 200S Plus」登場 Eコア増量+メモリアクセス高速化+バイナリ最適化でパフォーマンス向上 (2026年03月11日)
  10. 新型「MacBook Air」はM5搭載で何が変わった? 同じM5の「14インチMacBook Pro」と比べて分かったこと (2026年03月10日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年