富士通クライアントコンピューティング(FCCL)は11月15日、13.3型モバイルノートPC「FMV LIFEBOOK UH」シリーズの2018年秋モデルを発売する。最軽量構成の質量は約698gで、13.3型クラムシェルノートPCの世界最軽量記録(約761g)を自ら更新した。同社の「富士通WEB MART(Web直販)」における標準販売価格は21万384円から(税込)となっている。
新モデルはCore i5-8265U(4コア8スレッド・1.6G〜3.9GHz)を搭載する「LIFEBOOK UH75/C3」とCore i7-8565U(4コア8スレッド・1.8〜4.6GHz)を搭載する「LIFEBOOK UH90/C3」「LIFEBOOK UH-X/C3」の3つ。
メインメモリはUH75/C3のみ4GBで、その他2機種が8GB(LPDDR3・交換不可)を搭載。SSDはUH-X/C3が512GB、その他2機種が256GBのものを備える。ディスプレイは各機種ともにフルHD(1920×1080ピクセル)のTFT液晶だ。Webカメラは207万画素で「Windows Hello」の顔認証に対応する。
外部ポートは各モデル共通で、左側面に電源端子、USB 3.1 Type-C端子、USB 3.0 Type-C端子、HDMI出力端子、USB 3.0端子(電源オフ給電対応)とイヤフォンマイク端子、右側面にSDメモリーカードスロット、USB 3.0端子とEthernet端子を備えている。
USB 3.1 Type-C端子はUSB Power Delivery(USB PD)による電源入力に対応し、45W(20V・2.25A)以上の出力が可能なUSB PD対応電源があれば本体を稼働しながら充電することができる。また、この端子はDisplayPort出力も兼ねている。
今回の新モデルは、基板やボディー設計の見直しに「より一層の軽量化」と「本体の強度向上」を両立したことも特徴。本体重量はUH-X/C3が約698g、UH90/C3が約898g、UH75/C3が約747g(ガーネットレッドモデル)または約758g(アーバンホワイトモデル)となっている。ボディーカラーはUH75/C3のみ「アーバンホワイト」と「ガーネットレッド」の2つを用意し、その他の2機種は「ピクトブラック」のみ用意する。ボディーサイズは309(幅)×212(高さ)×15.5(奥行き)mmだ。
バッテリー容量はUH-X/C3とUH75/C3が25Wh、UH90/C3が50Whとなっている。満充電からの駆動時間(JEITA 2.0基準)はUH-X/C3とUH75/C3が約11.5時間、UH90/C3が約24時間となっている。
富士通WEB MARTでは、新モデルの一部構成をカスタマイズ可能としたモデル「LIFEBOOK WU2/C3」を用意している。記事掲載時現在の標準販売価格は最軽量モデルが18万3544円から、軽量(通常)モデルが14万8824円から(いずれも税込)となる。
店頭販売モデルにはない「Windows 10 Proプリインストール」「メインメモリ16GB」「PCI Express接続SSD(512GBまたは1TB)」「タッチパネル搭載(※1)」といったアッパーカスタマイズカスタマイズはもちろん、「Core i3-8145U(2コア4スレッド・2.1〜3.9GHz)搭載(※2)」「Officeアプリなし」といったダウンカスタマイズもできる。「かな表記なしキーボード」も搭載できる(※3)。
※1 軽量モデルのみ選択可能。バッテリー容量は50Wh固定(25Wh選択不可)
※2 軽量モデルのみ選択可。Core i3搭載時は「メインメモリ16GB」不可
※3 軽量モデルの場合、ボディーカラーは「ピクトブラック」のみ
光学ドライブを内蔵できる13.3型モバイルノートPC「FMV LIFEBOOK SH」にも新モデルが登場する。
11月8日に発売する「LIFEBOOK SH75/C3」は、従来モデル(SH75/B3)からバッテリー容量を増やし、JEITA 2.0基準で約23.3時間の駆動時間を実現。プリインストールのOfficeは「Office Home & Business 2016」に変更した。富士通WEB MARTでの標準販売価格は22万1184円となる。
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