Amazonから新たに発売されたスマートスピーカー「Echo Show」は、画面付きモデルという点では発売済みの「Echo Spot」と同じカテゴリーに属する製品だが、タブレット並みの10.1型という大画面ゆえ、画面サイズがわずか2.5型で、あくまで音声の補助に過ぎなかったEcho Spotとは、かなり性格の異なるモデルに仕上がっている。
それゆえ、本機を活用するに当たっては、Echo Spotとはまた違ったノウハウが求められる。今回は、このEcho Showを数日使用してみて、購入した状態から設定を変更しておいた方がよい項目を集めた。すでにセットアップした人はもちろん、これから購入を予定している人も、参考にしていただけると幸いだ。
Echo Showのホーム画面左上にある時計は12時間制で表示されるが、「AM」「PM」の表記がなく不親切な印象だ。おそらく多くの人は24時間制のほうがピンと来ると思うので、「ホーム画面」→「24時間表示」をオンにしておきたい。ちなみに時刻に加えて年月日も表示したいところだが、こちらの設定はないようだ。
本機に「アレクサ」と呼びかけた際に、「ポン」と応答音が返ってくるようにしておけば、こちらの声がきちんと聞こえているかを判断しやすい。「サウンド」→「リクエスト時のサウンド」で「開始時」をオンにしておけば、応答音が鳴るようになる。同様に終了時についても、オンにしておくとよいだろう。従来のEchoシリーズと同じノウハウだ。
また、これは必須というわけではないが、同じ画面で設定できる「アラーム」の音を目覚まし時計に近い音にしたければ、「カウンタートップ」を選択しておくのがお勧めだ。
画面付きである本機は、通常のEchoシリーズとはかなり性格が異なり、用途も微妙に違っていることから、複数のEchoシリーズが設置されている室内で、本機だけに呼びかけたいケースは意外と多い。
このような場合、本機だけ独自のウェイクワードに変更しておけば、Echo Showだけへの呼びかけが容易になる。設定の「ウェイクワード」を開いて、「Amazon」「Computer」「Echo」のいずれかに変更しておこう。言うまでもないが、本機がスタンドアロンで存在している環境ならば、特に変更する必要はない。
本機のホーム画面は、画面下部に「『アレクサ、○○して』と言ってみて」というヒント(=「試してみよう」)がローテーション表示されるが、昼夜構わず表示されるため、特に夜間は非常に目障りに感じられる。
そういった場合は、「おやすみモード」を有効にしておけば、この「試してみよう」が指定時間に非表示になるほか、タイマーとアラームを除く通知についても表示されなくなる。手動でオン/オフするのでも構わないが、就寝時は自動的にオフになるよう適用時間帯を設定しておくとなおよいだろう。ちなみに24時間まるごとは設定できず、23時間59分が最長のようだ。
前述のおやすみモードの適用時、本製品は時計のみが表示される仕様になっているが、完全にオフにしておきたい場合もあるだろう。「ディスプレイ」→「アンビエントクロック」のチェックをオフにすれば、おやすみモードでも時計が表示されず、画面が完全に真っ暗な状態になる。
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