光るSSDに電源ケーブル、枯渇が続くRTX 2080 Tiカード……2018年アキバを振り返る2018年アキバまとめ後編(1/4 ページ)

» 2018年12月30日 12時38分 公開
[古田雄介ITmedia]

 年初はマイニングブームの象徴として何かと目立っていたグラフィックスカードだが、9月以降も再び“品薄案件”として話題に上ることが増えた。

 その対象はNVIDIAの次世代GPU「GeForce RTX 2000」シリーズだ。8月末に一部のショップでハイエンドの「RTX 2080 Ti」と「RTX 2080」を搭載したカードの予約受付POPが張り出されるようになり、ネット通販での予約を開始した店舗もみられた。税込み価格は18万円台と13万円前後。

 当初は前世代ハイエンドのGTX 1080 Tiカードの最安クラスが同8〜9万円で買えることもあり、注目度は薄かった。その空気はRTX 2080 Tiの発売が延期されたことでさらに重くなり、9月20日にRTX 2080の深夜販売イベントが行われた後も「静かなものでした」(某ショップ)と話す。

8月末、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店に貼られたRTX 2080 Tiと同2080カードの予約POP
RTX 2080カードは予定通り9月20日に登場した。パソコンSHOPアークで撮影

 空気が少しずつ上向いていったのは、一週遅れでRTX 2080 Tiカードが店頭に並ぶようになってからだ。両カードの深夜販売イベントを実施したドスパラ秋葉原本店は「やはり最上位を待っていた人が多かったですね。正直ここまでの価格差があるのにこれだけ反応がいいのは意外でした」とコメントしている。

 しかし、入荷数はどこの店舗も少なめで、需要に供給が追い付かない状況が12月末現在まで続いている。TSUKUMO eX.は「10〜11月のどうにもモノがない状態は脱しましたが、ブランドや型番を狙って入手するのは苦しいです。年明けに状況が改善されればという感じですね」と話していた。

10月中旬のTSUKUMO eX.のグラフィックスカード棚。RTX 2080 Tiは売り切れが当たり前の状況だった
11月に入ると週末前にRTX 2080Tiカードが数点棚に残っている光景がちらほら見られるように

 その他、10月下旬に入ると下位GPU「RTX 2070」を搭載したグラフィックスカードが税込み7万5000円前後から10万円前後で出回るようになり、新世代のラインアップに厚みが増している。

 一方、ライバルのAMD陣営は11月中旬に「Radeon RX 500」シリーズの新GPU「RX 590」カードを投入。従来の最上位「RX 580」の上位に据えるモデルながら、搭載カードが税込み4万円前後〜で登場したこともあり、スタートから好調な売れ行きを記録したという。

10月下旬、パソコンSHOPアークの新製品コーナーに並ぶGeForce RTX 2070カード
11月中旬、ドスパラ秋葉原本店に入荷したRadeon RX 590カード
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