Windows 7サポート終了まで1年を切るもアキバが無風な理由古田雄介のアキバPickUp!(1/4 ページ)

» 2019年01月21日 12時14分 公開

 先週、複数のPCパーツショップの店内に、Windows 7をイメージした自作PC応援キャラクター「窓辺ななみ」と同Windows 10キャラ「窓辺とおこ」の等身大(?)パネルが置かれるようになった。Windows 7のサポート期限である2020年1月14日まで1年を切り、現行OSであるWindows 10への移行を推進するキャンペーンの一環だ(キャンペーンサイト)。

TSUKUMO eX.のフロアに置かれた立て看板

 長らくWindows 10を上回るシェアを獲得していたOSのサポート終了ということで、時間をかけて移行を促す意思が伝わってくる。しかし、ユーザーの反応はまだそこまでない様子だ。

 TSUKUMO eX.は「Windows 7や8.1なら、10へのアップグレードが簡単にできますからね。立て看を見て『あー、そういえば』と反応している人はいますが、焦っている様子はありません」と素っ気なく話していた。

 他店でも同様なようで、パソコン工房 秋葉原BUYMORE店でも「Skylake(第6世代Core i)あたりからWindows 7がインストールしづらくなりましたし、ハードウェア的にも最新OSへの移行を促してきたところがあります。だから、7じゃないと動かないドライバやアプリを使っているなどの事情がないかぎり、自作PC市場ではもうかなりWindows 10への移行が終わっているんじゃないかと思います」といったコメントを聞いた。

 さらに、別のショップからは「Windows XPのサポートが終わった2014年と比べて、ユーザーのPC依存度が下がっているのもあるでしょう。いまはスマホがメイン端末という人も多いですから。メインマシンの移行という一大事で捉えられないというね」という意見も耳にしている。

「そこまで注視する空気でもないので」と、パソコンSHOPアークはカウントダウンボードにイラストを貼り付けている

 いずれにしろ、いまのところは大きな関心事として捉える雰囲気にはなっていない。しかし、変化がゼロというわけでもない。パソコンSHOPアークは「OSに依存せずにWindows 7と10を切り替えられるようにしたいというニーズは増えているようで、HDD電源セレクタなどを買っていく人はいらっしゃいます」という。今後の動きにも注目していきたい。

アイネックスのHDD電源セレクタ「HDD-SEL2」
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