アキバのPCパーツショップでは、消費税増税前の駆け込み需要がピークを迎えている。「平日でも普段の週末以上の勢いで売れています」と疲れた顔で語るスタッフは1人や2人ではなかった。その影響はすべてのパーツに及ぶが、とくに今週末伸びているのがWindows 7の売れ行きだ。一部で週末中の在庫切れが心配されるほどの勢いで売れている。
パソコンショップ・アークは「XPのサポート終了が4月9日なので、消費税増税前に乗り換えようという人の大きな波が7に押し寄せてきた感じです」と語る。エディション別にはHome PremiumとProfessionalの売れ行きが拮抗しており、32ビット版と64ビット版のどちらも差がないほどだという。「XPマシンのハードを使い続ける人は32ビット版、新規に一式組む人は64ビット版を選ぶようです。結果としてどちらもすごく出ています」(同店)。
Windows 8.1もXP乗り換え需要で好調だが、「8.1が1個売れる間に、7が5〜6個売れるくらいのペースです」(東映ランド)というように、7ほどの伸びはない様子だ。
週末の終わりごろや31日でも、街全体でWindows 7が在庫切れになることはなさそうだが、目当てのショップで目当てのタイプのOSを買いたいなら、動向をチェックしておいたほうがいいだろう。
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