NECPCがTiger Lake搭載の「LAVIE Pro Mobile」を米国に投入 超小型のコンセプトモデル「LAVIE MINI」も披露CES 2021

» 2021年01月07日 23時00分 公開
[井上翔ITmedia]

 NECパーソナルコンピュータは1月7日(米国東部時間)、モバイルノートPC「LAVIE Pro Mobile」の新モデルを米国に投入することを発表した。合わせて、超小型ノートPC(UMPC)のコンセプトモデル「LAVIE MINI」を披露した。LAVIE Pro Mobileの最小構成の価格は1699.99ドル(約17万6000円)で、発売時期などの詳細は後日発表される。LAVIE MINIについては、市販に向けた検討を続けるという。

LAVIE Pro Mobile

 LAVIE Pro Mobileの新モデルは、2020年6月に発売されたモデルをベースに、CPUを第11世代Coreプロセッサ(開発コード名:Tiger Lake)に刷新したものとなる。2020年に米国向けに発売されたモデルと比べると、米国英語キーボードの配列が見直され、キー形状が最適化されたことも特徴だ。ボディーカラーはネイビーブルーのみとなる。

LAVIE Pro Mobile 新しいLAVIE Pro Mobile(米国市場向け)
キーボード 新モデルでは、米国英語キーボードがしっかりと作り込まれ、キー形状が配列に見合ったものに変更された。キーストロークは2020年6月モデルと同様に1.5mmを確保している

 各種ポート類は、左側面にUSB 3.0 Type-C端子、USB 3.1 Type-C端子、microSDスロットを、右側面にイヤフォン/マイクコンボジャック、USB 3.1 Type-A端子とHDMI出力端子を備える。USB 3.0 Type-C端子はUSB Power Delivery(USB PD)による電源入力とDisplayPort Alternate Modeによる映像出力にも対応している。

 バッテリー駆動時間は10時間超(MobileMark 2018による計測値)で、本体サイズは約307.2(幅)×216(奥行き)×16.7(厚さ)mm、重量は約889gとなる。

LAVIE Pro Mobileのプロモーション動画

LAVIE MINI

 LAVIE MINIは、先述の通り超小型PCのコンセプトモデルである。UP4フォームファクタの第11世代Coreプロセッサを搭載し、同CPUに統合されたGPU「Iris Xe Graphics」によってゲームも楽しめる超小型PCを目指して開発されたという。本体重量は約597gだ。

LAVIE MINI
LAVIE MINI LAVIE MINIはコンセプトモデル。工場で”手作り”されたという

 メインメモリは16GB(LPDDR4x)で、ストレージはPCI Express接続の512GB SSDとなる。ディスプレイは1920×1200ピクセルの8型液晶で、タッチ操作にも対応する。画面上部には赤外線撮影ユニット付きのWebカメラを搭載しており、Windows Helloの顔認証にも利用できる。

 キーボードは日本語配列だが、かなの印字はない。キートップは「どの角度からでも押し込めるようにするために」(担当者)円形となっている。ポインティングデバイスは光学式だ。

キートップ キーボードとポインティングデバイス回り

 ポート類は、背面にUSB 3.1 Type-C×2とHDMI出力端子(Type D/micro HDMI)を、右側面にイヤフォン/マイクコンボジャックを備える。これらのポートに合わせたドッキングステーションもオプションで用意される。

背面 背面のポート類
左側面 左側面には電源スイッチがある
右側面 右側面にはイヤフォン/マイクコンボジャックがある
ドッキングステーションドッキングステーション 別売のドッキングステーション。本体をタブレットスタイルにして装着する

 さらに、本体に装着できるBluetoothゲームコントローラーも用意される。これを使うと、ゲームプレイがより便利になる。

コントローラー 別売のBluetoothゲームコントローラー
装着した図 ドッキングステーションと同様に、本体をタブレットスタイルにしてから装着する
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LAVIE MINIのプロモーション動画

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