「Ring Stick Up Cam Battery」は、Amazon傘下のRingが販売するネットワークカメラだ。ドアベル「Ring Video Doorbell 4」とともに発表された本製品は、防じん/防水に対応しており、ベースの取り付け方を変更することで壁面へのネジ止めにも対応するなど、屋内から屋外までオールマイティーに使えるモデルだ。
今回はメーカーから借用した機材を用い、同時発売となった屋内用の小型モデル「Ring Indoor Cam」とも比較しつつ、その機能をチェックする。
外観はスタンダードな円柱形で、正面に黒い半透明のカバーがあり、そこにカメラの他、ナイトモードで使用する赤外線センサーなどを搭載する。至って特徴のないデザインだが、監視用途で使うカメラは自己主張が強くないことこそが重要なので、方向性は正しい。
下部にはボールジョイントでつながったベースがあり、卓上で使う場合はそのまま立てて使う。壁面に取り付ける場合はベースを外し、背面に取り付ける仕組みだ。詳しくは後述する。
電源は、本体内蔵のバッテリーを用いて駆動する。このバッテリーは前回紹介したドアベルに内蔵されているのと同じ品で、本体にUSBポートを備えており、取り外してUSBケーブルを直接つないで充電が行える。
もっとも、この仕組みだと充電中はカメラとして使えないので、望ましいのはバッテリーを2つ用意し、残量が低下するたびに交換しながら運用することだろう。バッテリーの残量はスマホアプリからも確認できるので、小まめにチェックしなくても済む。
こうしたことから、導入にあたっては本製品の価格にプラスして、バッテリーもう1個分の価格(3480円)を見積もっておくことをお勧めする。他にも、屋内/屋外兼用のACアダプターも6980円で用意されている。
続いて、取り付け作業に移る。
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