DROIDの出足は順調――だが“Google Phone”の足音も(1/2 ページ)

» 2009年11月20日 11時45分 公開
[Clint Boulton,eWEEK]
eWEEK

 昨日、腹立たしい記事を読んだ。New York Timesのインタビューで、Palmのジョン・ルビンスタインCEOがMotorolaのスマートフォン「DROID」について「メインストリーム市場にアピールするとは思えず、技術オタクにしか受け入れられないだろう」とこき下ろしたのだ。

 「Android携帯、特にDROIDは、技術オタク向けに設計されている」とルビンスタイン氏はTimesの取材で語った。「これに対してわれわれは、人々に違和感なく受け入れられる一般向けの製品を提供している」

 わたしはDROIDをいじくりながら先週末を過ごした。DROIDのキャリアであるVerizon Wirelessから製品を提供してもらったのだ。DROIDをDROID ERISと比較したレビュー記事にも書いたように、この製品は直感的に操作できて使いやすいと思った。複数の方法で文字入力(物理キーボードとタッチスクリーン)と写真撮影(物理ボタンを押す方法とタッチスクリーンを使う方法)が行えるという点では、ERISよりも使い勝手が良い。

 わたしはオタクではない――少なくとも自分ではそう思っている。“技術オタク”という言葉を耳にすると、社内のITスタッフかプログラマー(ソフトウェアを開発する彼らは本当のオタクだ)のこと言っているのかと、辺りを見回すくらいだ。

 わたしはハイテク関連メディア業界に身を置く人の例に漏れず、GoogleやFacebook、TwitterといったWebサービスを利用している。だがプログラムは書かない。それでもDROIDにはすぐに慣れることができた。その理由の1つに、わたしが既に利用しているWebサービスにアクセスできることがあるのは確かだ。

 DROIDでは、わたしがノートPC上で仕事用と個人用に使っているのと同じアプリケーションを問題なく使え、ユーザーエクスペリエンスもほとんど損なわれなかった。これが素晴らしいコンシューマーデバイスの証しではないというのは、どういう理由によるものだろうか。AppleのiPhoneも素晴らしいコンシューマーデバイスだといわれているではないか。

 ルビンスタイン氏のいうオタク向け携帯電話とはどんなものなのだろうか。たくさんの面白いアプリケーションが使える携帯電話のことなのだろうか。

 確かに、DROIDはたくさんのアプリケーションが使えるし、わたしもいろいろと追加するつもりだ。Gmail、YouTube、Facebookのほかにも、GarminのGPS端末を使わなくてもスマートフォンで道案内をしてくれるという実に便利なアプリケーションもある(わたしの同僚のジム・ラポーザが「Amazon Kindleのような単機能デバイスは消え去るだろう」と主張しているが、その通りだ。このテーマに関して、TwitterPeekのレビューも近いうちに行う予定だ)。

 DROIDは発売後1週間で25万台が売れたといわれている。これは25万人のオタクが買ったということだろうか。そうとは思えない。

       1|2 次のページへ

Editorial items that were originally published in the U.S. Edition of “eWEEK” are the copyrighted property of Ziff Davis Enterprise Inc. Copyright (c) 2011. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月01日 更新
  1. 免許証画像が漏れると何が“ヤバい”のか タイムズカーで最大約660万件の個人情報漏えいで考えられる「3つのリスク」 (2026年09月29日)
  2. 「iPhoneのアプリが起動しない」報告相次ぐ 端末再起動やアプリ削除で解決しない理由 (2026年09月29日)
  3. KDDI、楽天モバイルへのローミング状況を公開 9月末から大幅減 10月から新たな枠組み (2026年09月30日)
  4. 「iOS 27.0.1」配信開始、iPhone 18 ProのFace IDやカメラの不具合を解消 「iOS 26.7.1」も (2026年09月29日)
  5. Nothingは経営危機なのか 黒住氏は日本撤退を否定、値上げは「モデルチェンジのタイミング」で (2026年09月29日)
  6. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  7. 「iPhone 17e」と「iPhone 17」どちらが買いか? 2機種を使い込んで分かった“スペック表にない違い” (2026年04月29日)
  8. ドコモが「iPhone 17e」「iPhone 16」を値上げ 17e(256GB)と16(128GB)は残価も増額 (2026年09月30日)
  9. 20万円超のXperiaを「買い」に変えた3週間 ソニーが「モニタープログラム」を実施した理由 (2026年09月26日)
  10. 「ドコモミリ波イニシアチブ」始動、ミリ波の活用促進やユースケース創出を目指す (2026年09月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー