Apple、モバイル広告プラットフォーム「iAd」でGoogleに挑む(1/2 ページ)

» 2010年04月13日 07時00分 公開
[Clint Boulton,eWEEK]
eWEEK

 Appleのスティーブ・ジョブズCEOは4月8日のiPhone 4.0メディア説明会で多くのものを発表したが、GoogleのモバイルWeb市場戦略にとって「iAd」ほど危険なものはないだろう。

 今夏iPhone 4.0とともにリリースされるiAdは、スマートフォンの広告を再考するAppleのプラットフォームだ。Googleが、自らが普及させたキーワード広告モデルを携帯電話に拡大する一方で、AppleはiPhoneアプリ開発者がアプリ内に広告を表示できるようにするアプローチを取る。

 ジョブズ氏は、開発者がアプリに組み込んでいる広告はほとんどが「ひどい」と語った。また検索結果に広告を表示するGoogleのやり方――Google幹部はしばしば、このビジネスは利益が大きく、成長していると話している――は役に立たないとした。

 「ユーザーが携帯電話を見るときは、デスクトップのようにはいかない」とジョブズ氏はイベントで語った。「デスクトップでは検索が中心だ。そこにお金が集まる。だが携帯機器では検索は行われない。検索は中心ではない。ユーザーは携帯機器ではデスクトップのようには検索していない。彼らはすべての時間をアプリに費やしている」

 ジョブズ氏の例で言うと、iPhoneユーザーがレストランを見つけたいときは、Googleで検索する代わりにYelpアプリを使う。これは、「ユーザーと、ユーザーがオンラインで探したいものを結びつけるゲートウェイ」を自認するGoogleには受け入れがたい。

 同氏は、この主張を裏付けるために幾つかの簡単な統計データを提示した。iPhoneユーザーがアプリに費やす時間は1日当たり平均30分で、Appleは3分おきに広告を表示できると同氏は述べた。

 iPhoneユーザーは1日にアプリ内で10の広告を閲覧する計算になる。これはテレビ番組で流れる広告とほぼ同じだ。Appleの予測では、今夏までに1億台のiPhoneとiPod touchが市場に出回る見込みだ。つまり、アプリ内に広告を表示する場合、1日当たりの広告表示回数は10億回となる。

 Appleは、App Storeの18万5000以上のアプリから得られる広告収入のうち、60%をアプリ開発者に分配する。

 ジョブズ氏がiPhoneアプリ内でDisney映画「トイ・ストーリー3」の広告をクリックしてみせると、ビデオクリップの再生とチケット申し込みができる画面が表示された。この広告画面を閉じると、アプリの画面に戻った。

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