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» 2011年05月23日 19時23分 UPDATE

Androidユーザー必見の日本語入力アプリ「ATOKトライアル」

PCやフィーチャーフォンで人気の日本語入力ソフト「ATOK」。長年磨きこまれた日本語入力を手軽にAndroid端末上でも利用したいあなたに「ATOKトライアル」をオススメしたい。

[今西絢美,ITmedia]
photo ATOK独自のジェスチャー入力「フラワータッチ」は、iPhoneでおなじみの「フリック入力」にやや近いが、独特の配列が特徴

 Google日本語入力、MS-IME、ことえり——日本語入力ソフトにもいろいろな種類があるが、なかでもジャストシステムの「ATOK」は根強い人気を誇っている。昨今ではPCだけでなく多くのフィーチャーフォンにも採用されており、その日本語変換の精度の高さには定評がある。

 PCやフィーチャーフォンでATOKに慣れ親しんだ人はもちろん、「スマートフォンでより快適に日本語を入力したい」という人に、今回は「ATOKトライアル」というAndroidアプリを紹介しよう。

 ATOKトライアルは、ケータイ方式やフリック入力に加え、ATOK独自の入力方式「フラワータッチ」(ジェスチャー入力)を選べる。フラワータッチは従来の入力方法とは異なるので、慣れるのに少し練習が必要だが、習得してしまえばワンストロークで素早く入力できるようになるだろう。


photo ATOKトライアル[SoftBank]

photo フラワータッチの画面。6時の方向にある「゛」を選択すると、文字がすべて濁点に切り替わる

photo ATOKトライアルのアプリをタップすると入力に関する各種設定が行える。「ソフトウェアキーボード」→「入力方式」→「ジェスチャー入力」と設定すると、フラワータッチが使えるようになる

photo Android端末で文字入力アプリを変更するときは、何かしらの文字入力ボックスを長押しするのが手っ取り早い。「入力方法」のアイコンがポップアップし、端末内にあるアプリが一覧で出るはずだ

 日本語の変換精度が高いことが最大の特徴ではあるが、変換候補が見やすいのもこのアプリの利点だ。文字を入力するとキーボードの上部に候補の一覧ボックスが表示され、表示された範囲に入力したい候補がない場合は、一覧ボックスを横にスライドさせる。縦スクロールでなく横スクロールなので、片手で操作しやすい印象を持った。


photo 変換候補は1行、2行、3行から選べる(写真は2行)。左右にフリックすることで入力候補の表示をサクサクとスクロールできる

 また、「(^_^)」が表示された左下のキーをタップすると、QWERTYキー入力に切り替えられる。さらに、このキーを長押しすれば、定型文の入力、マッシュルームアプリの呼び出し、顔文字や記号の入力が行える。筆者が特に便利だと思ったのが顔文字入力で、「笑」「汗」「泣」など感情別に顔文字が分類されている点が気に入った。


photo QWERTYキーへの切り替えも可能。英文や長文を入力するのに便利だ(写真=左)。長押しすれば各種メニューが現れ、キノコマークをタップすると、マッシュルームアプリを呼び出せる。郵便番号からの住所変換やアドレス帳からのメールアドレス呼び出しなどが可能になる(写真=右)

photo 「定型文」では、あらかじめ用意された定型文を使って、入力の手間を省ける(写真=左)。顔文字の画面では、感情別に顔文字が表示される。機種によっては顔文字だけでなく、絵文字も使える(写真=右)

 また、ATOKならではの多様な変換候補も魅力の1つ。例えば「2011」と入力したいとき、ATOKトライアルでは数字の割り振られたテンキーを押す、つまり「かわああ」と入力すると、変換候補に「2011」が出てくるのだ。これはフィーチャーフォン向けATOKではおなじみの機能。ほかにも、「きょう」と入力すると該当する日付が候補に出たりと、使い勝手を向上させる細かな気配りが随所に見られる。


photo 対応する数字や日付、西暦や元号なども変換候補に出てくる

photo 「今」と入力して変換キーを押すと現在の時刻、「今年」と入力して変換キーを押すと西暦や元号などが変換候補として表示される

 さらに、キーボードのテーマカラーを変更できる点もうれしい。全部で3種類と数は少ないものの、キーボードのカラーを変えるだけで気分も変わる。


photo テーマは「標準」、「藍」、「秋桜」の3種類。アプリアイコンから設定画面を起動し、「デザイン」→「テーマ」を選択すると変更できる

 同アプリはトライアルという名前の通り、正式版が出るまでの試用版的位置付けだ。6月末まで期間限定で提供され、その後はアプリの利用ができなくなる。購入する価値を感じたユーザーは、6月22日に発売される正式版「ATOK for Android」への移行を視野に入れてもいいだろう。価格は1500円とアプリとしては高価な部類にはいるが、トライアルユーザーからの要望を反映させ、より充実した機能を備えている。

 トライアル終了後、無料アプリが出るかどうかはまだ明らかにされていない。興味のあるユーザーはトライアル期間中にアプリを利用しておいて損はないだろう。


photo ATOKトライアル[SoftBank]

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