書類の作成、リポートのまとめ、打ち合わせの資料作り……ビジネスパーソンにはさまざまな業務が、「明日まで」「今週まで」といった具合に期限付きで舞い込んでくる。それらをToDoリスト化して、忘れないようにしている人も少なくないだろう。筆者も、オフィスのデスクにメモを貼り付けたり、手帳の余白にその日やらなければいけないことを書き込んだりしているのだが、外出先でチェックできなかったり、ついつい期限を見逃してしまうケースもある。今回は、そんな“うっかりミス”を繰り返さないための心強い味方、「Astrid タスク」というAndroidアプリを紹介しよう。
同アプリは、Androidマーケットから無料でダウンロードできるタスク管理アプリ。操作方法が分かりやすく、シンプルなインタフェースが魅力のひとつだ。
「進行中のタスク」という画面で、登録したタスクを確認するのが基本的な使い方。タスクを新規登録したいときは、「進行中のタスク」画面の右下にあるボタンをタップして、登録画面に移ろう。また、メモのように急いでタスクを追加したい時は、「進行中のタスク」画面の入力枠にタスクのタイトルだけを入力して、「+」ボタンを押せば、すぐにタスク一覧に反映される(もちろん一度入力したタスクは後からでも編集できる。備忘録的にとりあえずタスクを追加し、時間があるときにタスク期限などを細かく編集することができる)。
各タスクは内容に応じて重要度を設定でき、さらには期限の設定、タグの追加もできる。タスクのお知らせ機能も搭載しているので、自分で選択した通知間隔や設定に基づいて、通知音やバイブレーションとともに予定をリマインドしてくれる。少し先の予定を入力した場合も、これならば見逃しにくい。
なお、タスクにタグを追加しておくと、あとからジャンルごとにタスクを把握しやすくなるのでオススメ。「企画」「会議」「雑務」など、用事別にタグを付けておけば、それぞれに関する用件をスムーズに探し出せる。
また、タスクに費やす予定時間や、すでに費やした時間なども設定できるので、自分の作業効率を見直すきっかけにもなる。タスクをこなすためだけではなく、それ以外の部分もフォローしてくれるToDo管理アプリというのは珍しい。
さらにこのアプリをオススメしたい理由を挙げるなら、GoogleカレンダーのToDoリスト「Google Tasks」、オンラインタスク管理ツール「Producteev」との同期に対応する点だ。より高機能なタスク管理を求めるならProducteevを利用するといいが、普段からGoogleカレンダーを利用しているならGoogle Tasksとの同期をまず試してみるといいだろう。
同アプリを実際に使った上で、筆者が何気に便利だと感じたのはウィジェットだ。ホーム画面上でタスクを常に確認できるので、いちいちアプリを起動することなく予定を見られる。
さまざまなタスク管理術を試してきた人にも、多機能なAstridタスクはオススメのアプリ。冒頭に書いたとおり、利用は無料だ。ビジネスを円滑に進めるツールとして、一度試してみてはいかがだろうか。
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