iOSとAndroidのセキュリティレベルはいかに? 

» 2011年06月29日 08時39分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Symantecは6月28日、モバイル端末のセキュリティに関する報告書を公開し、AppleのiOSとGoogleのAndroidのセキュリティ機能を比較検証した。

 報告書は、企業がモバイル端末を採用するうえでのセキュリティリスクを知ってもらうのが狙い。Webやネットワークを使った攻撃、マルウェア、ソーシャルエンジニアリング攻撃、情報流出など、現代の主要リスクに対する耐性を調べた。

 その結果、iOS、Androidともセキュリティに配慮して設計され、PC向けのOSに比べればセキュリティは強化されているが、依然として各種の攻撃に対して脆弱であり、企業の重要資産を守るうえで必ずしも十分とは言い難いと結論付けた。

 両OSを比べると、iOSのセキュリティモデルは“完璧”とは言えないまでもよくできており、マルウェアに対して強固な守りを提供していると評価した。これは主に、Appleがアプリケーションとデベロッパーに対する厳格な認定プロセスを導入していることによるという。

 一方、Googleの認定プロセスはAppleほど厳格ではなく、デベロッパーが匿名でアプリを作成して精査されないまま公開できてしまうため、Androidを狙ったマルウェアの増加につながっているとした。

 さらに両OSとも、サードパーティーのクラウドサービス(例えばWebベースのカレンダーなど)や、デスクトップPCと同期して使うことが多いため、端末に保存した企業の重要情報が、企業の管理の及ばない部分に流出する恐れがあると指摘した。

 セキュリティ機能を無効にした「脱獄」(jailbreak)版の端末については、従来型のPCと同じ状態になり、攻撃の格好の標的になり得ると警告している。

項目 Apple iOS Google Android
Webベース攻撃 完全防御 完全防御
マルウェア攻撃 完全防御 限定的な防御
ソーシャルエンジニアリング攻撃 防御なし 防御なし
権限やサービスの悪用攻撃 高度な防御 限定的な防御
データ信頼性に対する攻撃 平均的な防御 限定的な防御
アクセス制御 高度な防御 平均的な防御
アプリケーション認定など 完全な防御 限定的な防御
暗号化 高度な防御 限定的な防御
隔離 平均的な防御 完全な防御
許可ベースでのアクセス制御 平均的な防御 平均的な防御
iOSとAndroidの比較結果(Symantec資料より)


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年06月09日 更新
  1. iOS 27は「iPhone 11」以降で利用可能 iOS 26から据え置きで過去最大のiPhoneに対応 (2026年06月09日)
  2. あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【6月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ (2026年06月08日)
  3. 「それ、家じゃダメなの?」──スタバ長時間滞在に冷ややかな目 “スマホ操作”に“PCで仕事”も (2026年06月07日)
  4. Rakuten Link、着信拒否とRCSを頑なに拒否――楽天経済圏スーパーアプリはユーザーを置いてきぼりか (2026年06月07日)
  5. JALモバイルに「ahamo」参入の衝撃 ドコモのホワイトレーベル戦略で“第2のahamoショック”が起こる? (2026年06月06日)
  6. なぜ? 「PayPay改悪」といまネットで騒がれている理由 ユーザーがすべき対策を解説 (2026年06月05日)
  7. 「iOS 27」はアプリの起動速度が30%高速、最適な通信切り替えも iPhone 11やiPhone SE(第2世代)も対応 (2026年06月09日)
  8. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  9. LeicaユーザーがXiaomiの「Leitzphone」に熱狂した理由 「スマホの割に」ではなく純粋に欲しいカメラ (2026年06月07日)
  10. シリーズ史上最大の1.5型ディスプレイ搭載スマートウォッチ「Amazfit Active Max」 約3万円 (2026年06月06日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー