以上が小林会長へのインタビュー内容だ。
小林会長が抱く日本の学生への期待感や、新しい技術開発によってDXを推進しようとする意気込みの強さを感じた。会長は入社以来、研究所勤務から記憶材料事業の責任者、その後に研究開発担当役員と、同社の歴代社長とは全く異なる経歴を歩んできたという。大企業の三菱ケミカルHDをデジタルの新しい時代に適応させようと、次々に新しい施策を打ち出し、先行しようとしている。
特に顕著なのが、外国人を含めた外部人材の積極的な活用だ。三菱グループの中核企業なので、純血主義が残っているのかと思っていたが、グループの中でも外部人材を最も活用している企業の一つになっている。それを思うと、相変わらず日本的人事制度にしがみついて、前例踏襲主義で生き延びようとしている企業の何と多いことか。
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