ソニーは10月1日、新型スマートウォッチ「wena 3(ウェナスリー)」を11月27日に発売すると発表した。価格はオープンで、すでに予約販売を開始している。
「wena 3」は、腕時計のバックル部分にスマートウォッチの機能を集約。好きな腕時計のヘッド部分と組み合わせることで、腕時計をスマートウォッチとして使用できるようにした。
今回の新製品では、交通系ICカード「Suica」や各種電子マネーに対応する(Suicaは11月下旬に対応予定)。バックル部分をかざすだけで鉄道やバス、ショッピングで決済できるほか、ディスプレイ上での残高の確認や、「wena 3」アプリ上でのSuicaの利用履歴の確認、チャージが可能となる。
また、Amazonの音声サービス「Alexa」を搭載。本体のボタンを押して話しかけることでAlexaを呼び出せる。
さらに、デュアル光学式心拍センサーと独自のアルゴリズムによる活動ログ機能を搭載。歩数や心拍数、消費カロリー、最大酸素摂取量(VO2 Max)、4段階の眠りの深さ、ストレスレベル、体のエネルギー残量をチェックする。
バンド部分はメタル、レザー、ラバーの3種類を用意した。その他にも、インダストリアルデザイナーの山中俊治氏と、カーデザイナーのファブリツィオ・ジウジアーロ氏がデザインを手掛けたオリジナルのヘッド部2種類を展開。シチズンのスポーツウォッチブランド「PROMASTER」など3種類のコラボレーションモデルも発売する。
なお、ソニーは「wena 3」のさらなる展開を目指し、セイコーと共同開発した「wiredwena」を発売(2021年1月15日予定)するほか、シチズンとのパートナーシップ契約締結も発表した。ソニーは他社とのコラボレーションを通じ、自由度の高いウェアラブルデバイスとして存在感を出す狙いがうかがえる。
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