ホリエモンが、「多額の借金を抱えるビジネスパーソン」をポジティブに評価する意外な理由堀江貴文が説く「経営者は非常識であれ」(2/3 ページ)

» 2021年05月15日 08時00分 公開
[堀江 貴文ITmedia]
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起業志望の若者こそ借金せよ

 人は自分の信用を基準にして、物の値段を決めている。

 紙幣や貨幣、つまりお金は、その数値の代理的な役割を果たしているものだ。

 お金をたくさん扱っている人は、信用とは何であるかを理解している。特に理解力が高いのは、借金を抱える人だ。

 「ビジネスで多額の借金を抱えています」といわれると、世間ではネガティブなイメージに捉えられるが、僕は逆に評価したい。その借金主には、借金の金額分の信用があったから、お金を借りることができたのだ。

 起業志望の若者で借金を一切せず、せっせと自己資金を貯(た)めている人がいるけれど、何をしているんだろう? と思う。信用されていないから借金できないだけじゃないのか。あるいはプライドのせいで、お金を貸してくださいと頭を下げられないのか。

 行動を忘れ、信用稼ぎをしていない若者は、成功しないだろう。

 コツコツとお金を貯(た)めたところで、たかが知れている。

 もちろん資金を貯める準備は、全部が全部悪いことではない。ただ、知ってほしい。行動と信用の掛け合わせで、資金は相乗的に増やせるのだ。

 10の信用があれば100のお金を集めることができるけれど、100のお金があっても10の信用は得られない。

 ビジネスの成功者は、この真理をしっかり理解している。

ホリエモンは起業志望の若者に「ランチでは5000円以上のうな丼を食え!」と言う

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