ホリエモンが「ランチでは5000円以上のうな丼を食え!」と豪語する理由 500円ランチをしているヤツに人は集まらない堀江貴文が説く「経営者は非常識であれ」(2/2 ページ)

» 2021年07月28日 14時24分 公開
[堀江 貴文ITmedia]
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安いメシでは良質な人脈が築けない

 「起業するためにお金を貯(た)めています!」と言って、食事は500円ランチか、吉牛やマクドナルドで済ませている若者がいる。500円ランチもファストフードも別に不味くはないが、起業家を目指すというなら、あまり推奨できる姿勢ではない。

 美食には、お金を惜しんではダメだ! 食事への出費からは、投じた以上の機会創出と、知識を満たすリターンが得られる。

 安くてそこそこ腹を満たせるひとりメシを続けていると、その回数分、ライフステージを上げるチャンスを失っている。安いメシで腹を膨らませているビジネスパーソンに、良質な人脈が築けるとは思えない。

 僕は、ランチではうな丼を食え! と言っている。それもチェーン店の1000円程度のうな丼ではなく、浅草や日本橋など老舗店のうな丼を食べてほしい。ひとりで5000円以上するが、その金額分の情報の獲得と、学習の代金だ。

「ランチではうな丼を食え!」と言う理由は?(写真提供:ゲッティイメージズ)

 5000円のうな丼を食べる、それ自体が情報のシャワーだ。

 このご時世に、なぜ5000円もの値段がついているのか? 味を維持する方法は? 経営はどう回っているのか? 知れば有益な情報が、丼いっぱいに詰まっている。

 高額のランチは、外食産業の構造を考えるのに格好の機会だ。舌を通して考えるので、思考はより深まり、学びの質も上がるだろう。

 美食を楽しむには、健康であることも大事だ。体調のバロメーターとしても、役に立つ。食事への出費は、ただの贅沢(ぜいたく)ではない。投資としてもいいことずくめなのだ。(敬称略)

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