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フリーランスの年収、「100万円以下」が最多 1000万円以上稼ぐのは?(2/2 ページ)

» 2021年08月21日 05時00分 公開
[らいらITmedia]
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年収の分布は?

 稼働日数(週)は「5日」が28%と最も多く、週7日休みなく働く人も約2割いた。労働時間(日)は「1〜3時間」が49.5%で、およそ半数が1日3時間以内の稼働時間だった。本業の合間に無理なく働く副業系フリーランスが多いことがうかがえる。

稼働日数(週)は「5日」が28%と最も多かった

 その傾向は直近の年収にも表れていて、「100万円以下」が最多の回答となった。しかし、独立系フリーランスでも41.5%が「100万円以下」と回答。フリーランス歴が短い回答者が多いこともあり、専業かどうかにかかわらず、多くのフリーランスが稼げていないことが判明した。

 年収500万円以上と回答したのは、広告企画営業やITエンジニア、社会保険労務士、デザイナーなどだった。

直近1年の年収は「100万円以下」が最多

 収入面に不安の声が挙がる一方で、フリーランスという働き方に対する平均満足度は「60%」だった。「自分で取り決められる自由度は高い」「自由・ライフスタイル、ストレスフリーな生活はお金には変えられずとても満足」など、自由な生活スタイルが送れている点は満足度につながった。

 今回の調査では独立系・副業系ともにごく一部の人しか稼げておらず、フリーランスとして働く厳しさがうかがえた一方、働き方に満足している声も多く挙がった。多様な価値観が尊重されるようになり、働き方の選択肢が増えた今、企業には副業支援などの制度の整備が求められている。

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