ロッテ、「キシリトールガム BTS Smileボトル」を10月に発売 狙いは?(2/3 ページ)

» 2021年08月24日 19時44分 公開
[今野大一ITmedia]

30〜50代の離反層が課題

――今回のキャンペーンを実施するに当たってどんな背景と課題があったのか。

 キシリトールガムは1997年に発売され、当時の主流だった板ガムではなく粒ガムとして導入することで、若い女性にも食べやすいと評価されてヒット商品となりました。しかし、現在では若年層の間ではキシリトールの認知が進んでおらず、かつてヘビーユーザーだった30〜50代には離反層もいらっしゃいます。また、シニア層は歯ぐきの健康に関心があるなど、ライフステージによってキシリトールに求められる要素が異なります。そのような背景から、現在はそれぞれに沿った製品とコミュニケ―ションを展開しています。

――そのような課題に対してどんな戦略を取ったのか?

 課題に対する戦略の柱の1つが、「Smile to Smile Project」です。「むし歯のない社会へ。」を掲げ、口もとから笑顔をお届けしてきたロッテ「キシリトール」は、そんな毎日を彩るすてきな笑顔を大切にするために、という願いをこのプロジェクトに込めています。

 世界中に笑顔を広げているBTSとともに始めたSmile to Smile Projectは展開国によって内容や実施時期は異なるものの、日本をはじめベトナム、インドネシア、タイ、台湾、米国、カナダなどでの展開を予定しているグローバル横断でのプロジェクトです。キシリトールのグローバル展開を強化していきます。

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