スイーツ、フィットネスジム、紙芝居 大学生社長のコンサル企業が、SDGs商品を次々とリリース(1/3 ページ)

» 2021年08月25日 16時03分 公開

 SDGs推進のコンサルティングを行うネクストエージ(大阪市)は、10月までにSDGsを推進するオリジナル商品を続々とリリースする。同社のSDGsブランドであるENA(Ethical New Action)シリーズから発表。中小をはじめとした多くの企業にSDGsを考えるきっかけを提供することで売り上げ拡大を狙う。

コストをコントロールしながらSDGsを推進する「サステナブルクラウド」を運営(画像はイメージ)

 ENAシリーズは、社会に良いから選ぶという視点ではなく、「美味(おい)しそう、かわいい、面白いものが、実はSDGsな商品だった」という視点で企画。「社会に触れる初めての瞬間を」をキャッチコピーに、スイーツ、フィットネスジム、紙芝居など多岐に渡る商品を展開している。

同社のSDGsブランドのENA(Ethical New Action)シリーズ(出所:リリース、以下同)

エシカルスイーツ「ENA chake」

 これまで発表したENA商品として、人気店のケーキを冷凍保存し、ケーキを凍らせたままクラッシュして提供するエシカルスイーツ「ENA chake」(880円)がある。人気店「ル ピノー 北堀江本店」(大阪市)のケーキを2〜3週間、おいしく保つことはできないかと考え作ったものだ。

 もともと売れ残っていた場合、従業員に持ち帰ってもらっていた売り上げにならなかったケーキに、新たな価値を付けて販売することにより環境に配慮した商品を実現した。

 一柳翠社長は「コンスタントに売れている。環境にも配慮しており、ケーキ店の売り上げにも貢献できる。中小の飲食店にとっては、SDGsに取り組みやすい事例であり、今後広がっていくと考えている」と話す。

エシカルスイーツ「ENA chake」
       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.