　スマートフォンとの連携を強化しており、2012年モデルは上位機のみがAndroidに対応していたが、E-840とE-370W／PのすべてがAndroid／iOS対応となった。従来機ではスマートフォンとBluetoothで接続する仕様だったが、ペアリング操作が分かりにくいという声に応え、Bluetoothを省き、USBケーブルで端末と接続可能にしている。写真と住所録を転送できるアプリ「Epson カラリオ me 転送ツール」も用意した。

　E-840は、PCなしで年賀状作成が行える「宛名達人」シリーズの新モデル。直販価格は5万4980円だ。過去のカラリオミーや年賀状作成ソフトに加えて、カシオ計算機の「プリン写ル」からも住所録を取り込める。ディズニーキャラクターのコンテンツが40種類に倍増し、はがき印刷用コンテンツは計1346種類になった。

　プリンタ部はインクが4色染料一体型、解像度が5760×1440dpi、最小インク滴が2ピコリットル、L判写真の印刷速度が約30秒だ。インタフェースはPC用のUSB 2.0、外部機器接続用のUSB 2.0、IrDA 1.3の赤外線（IrSimple対応）を備える。メモリカードスロットはCF、メモリースティックPRO、SDXC対応SDメモリーカードなどをアダプタなしで利用可能だ。ボディカラーはホワイト、本体サイズは235（幅）×192（奥行き）×158（高さ）ミリ、重量は約2.6キロ。

　E-370W／Pは、2.5型液晶モニタを搭載したエントリーモデル。ボディカラーはホワイト（E-370W）とピンク（E-370P）が選べる。直販価格は1万7980円だ。プリンタ部の仕様はE-840と共通。インタフェースは赤外線が省かれている。本体サイズは231（幅）×172（奥行き）×156（高さ）ミリ、重量は約2.3キロだ。

下位モデルは2色展開。左が「E-370W」（ホワイト）、右が「E-370P」（ピンク）


エプソンインクジェットプリンタ新機種のラインアップ3
モデル名	E-840	E-370W／P
シリーズ	カラリオミー	カラリオミー
カテゴリー	小型はがき／フォト	小型はがき／フォト
直販価格	5万4980円	1万7980円
液晶モニタ	7型	2.5型
ノズル数	4色×各90ノズル	4色×各90ノズル
印刷解像度	5760×1440dpi	5760×1440dpi
最小インク滴	2ピコリットル	2ピコリットル
インク構成	染料4色一体	染料4色一体
給紙	後部	後部
背面1枚手差し給紙	－	－
自動両面印刷	－	－
CD／DVD／BDレーベル印刷	－	－
写真作品印刷（PCレス）	－	－
塗り絵印刷	－	－
フォーム印刷	－	－
手書き合成	－	－
外部データ保存	○	－
カンタンLEDナビ	－	－
先読みガイド	－	－
印刷前の用紙サイズチェック	－	－
仕上がりview	－	－
黒だけでモード	－	－
排紙トレイ自動開閉	－	－
自動電源オフ	○	－
スキャナ解像度（CIS）	－	－
ADF／FAX	－	－
メモリカード	○	○
PictBridge	○ （USB）	○ （USB）
赤外線通信	○	－
その他インタフェース	USB 2.0	USB 2.0
Wi-Fi Direct	－	－
Epson iPrint	－	－
Epson Creative Print	－	－
3DフレームPrint	－	－
メールプリント	－	－
メールdeリモート印刷	－	－
リモートプリントドライバ	－	－
AirPrint	－	－
Google Cloud Print	－	－
Epson Color	○	○
静音モード	－	－
L判印刷速度	30秒	30秒
L判フチなし印刷コスト	約14.8円（大容量）、約15.2円（標準）	約14.8円（大容量）、約15.2円（標準）
サイズ（幅×奥行き×高さ）	235×192×158ミリ	231×172×156ミリ
重量	約2.6キロ	約2.3キロ
※L判印刷速度／コストは「写真用紙＜光沢＞」使用時。コストはインク代＋用紙代の合計