“Tagline”とは、広告などのキャッチフレーズのこと以外に、スピーチやジョークなどの「オチ」という意味もあります。もともと演劇などで演者が舞台を締めくくる最後の決めセリフのことを言い、のちに広告業界などでも使われるようになったようです。“Tag”とは「後にぴったりとつく」(“The boy always tagged along his brother”:男の子はいつも兄の後をついてまわった)、“line”は「せりふ」の意味で、両者を合わせて「“tagline”:最後のセリフ」という意味になります。
ちなみに、この有名なナイキのスローガン“Just do it”ですが、一説では広告代理店がキャッチコピーを考えているときに、銃殺刑を宣告された殺人犯の男が最後に一言あるかと尋ねられ“Let's do it”(早く、やろうぜ)と答えたエピソードを思い出し、その表現を改良して“Just do it”「(つべこべ言わずに)さっさとやろう」を思いついたそうです。