君は衝動的で主導権を握りたがるが、ボクはもっと……
控えめで内観的で人に気を使うっていうつもりだったんだけど
どっちの性格の方が良いとかじゃなく、単にお互いものの見方が違うだけなんだ
私は能力のある人と衝突したことがないのだけれど、それはどう説明するの?
ん? アリスが能力のある人とはもめないって? 「衝動的で主導権を握りたがる」彼女がもめないなんて、どうも信じがたいですが。
人の性格や個性のことを“personality”のほかに“character”ともいいます。日常会話ではあまり意識して使い分けてはいませんが、心理学の文献などを見ると、“character”が信念や信条に基づく行動の特徴を指すのに対し、“personality”は生まれ持った特徴を指す場合が多く、とりわけ対人関係において現れる性格と説明したりしています。
性格や気質を表現する言葉はいろいろありますが、多くがいわゆる「良い性格」(“energetic=活発”、“easy going=きさく”、“generous=気前の良い”)と「悪い性格」(“pessimistic=悲観的”、“rude=無礼”、“arrogant=傲慢”)に区別されることが多い中、良くも悪くも取ることができるものもあります。例えば“aggressive(積極的)”、“assertive(積極的に主張する)”、“reserved(控えめな)”、“obedient(従順な)”、“sensitive(敏感な)”、などは状況や文脈によって褒め言葉にも聞こえますし、悪口にも聞こえます。
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- 登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
- 登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
- 登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
- 登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
- 登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
- 登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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