要するにもっとクリエイティブになれと言っているんだ
それから行動に移せ、と?
ダメだ、そうすると問題が起きるから
じゃあ、考えて行動に移さなければいいじゃないか……ってウォーリーに素晴らしいおサボりの口実を与えているような気がしますよ、ボス。
「起業家」を意味する“entrepreneur”はもともとフランス語の“entreprendre(請け負う、はじめる)”という動詞からきており、「興行主」や「請負人」のことを指す言葉でした。「起業家」という意味で“entrepreneur”が使われたのは、1725年フランスの経済学者であるリチャード・カンティロンによって用いられたのがはじめだそうです。
同じ語源を持つ言葉に「企業」や「事業」を意味する“enterprise”もありますが、どちらの言葉も「積極性」「冒険心」というニュアンスが加わり、「前人未到の領域を切り開く」「すき間(ニッチ)をつかむ」人物や行為を指します。まさにマルコポーロの時代に帆船で世界の海を巡り、危険に立ち向かいながら事業を成し遂げる商売人が想像できますね。つまり、ボスの求めている人材の真逆ということにもなりますね。はい。
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登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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