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つまり、君は宇宙にいる全ての人が盲目だと思っているんだな
ディルバートは、人間には眼がないと思っていると全員に言いふらすのが楽しみだ
君の言っていることのくだらなさは実にあぜんとさせられるな
そのボタンを移動することで核大虐殺を起こさないと言える、化学的根拠はどこにあるんだい?
君の言ったこと全てはくだらなくて非生産的であり、君の無能な体の全ての分子を憎むよ
みんなどうかしているよ
いつも言っているだろう、全ておかしいんだよ
会議の場で、どこをどう取ればこれほど的外れな発言や指示ができるのだろうという思いを抱きながら、その場から退出するときのむなしさといったら……。
“What is wrong with you?”というと、相手が困っているそぶりを見せたり、様子がおかしかったりするときなどに「どうかしたの?」と尋ねるのに使う表現です。しかし気遣いの意味以外に、相手の予想外の言動に不快感を示すときに同じ表現を使うと、「お前、どうかしているよ」という意味に転じます。今回のディルバートの最後の“What is wrong with people?”はそのニュアンスで使われています。
似たような表現に“What's with you?”(何かあったのか?/なんかおかしいよ)とか、“What's up with you/him?”(一体、君は/彼はどうなっているんだ?)などもあります。目上の人に対してかしこまった言い方がしたかったら、“What is the matter?”とか“What is happening?”の方が良いでしょう。
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登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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