僕、経営学の学位を取って、幹部候補の道を目指そうと思うんです
この仕事に就いた日から、ハードな仕事をしたことがない
まるで自分の趣味に対して会社が賃金を払ってくれているみたいだ
大変なところは何でしょう?
最初はすごい罪悪感があったよ
かなり辛かったんじゃないですか?
ふむ、人生で最も長い10分だったなぁ
あらま、たったの10分ですか。まさにボスの天職だったのですね。部下は迷惑千万ですが。
“management track”の“track”は、競技場の「トラック」や、人や車が通った「跡」のことで、「進路」「軌道」という意味から、ここではいわゆるキャリアパスを指しています。
また“track record”というと、本来は「陸上競技の成績」のことですが、そこから、一般的に「実績」や「業績」の意味で使い、“He comes with a proven track record.”(彼は折り紙付きの実績がある)のように使います。
“trackTを動詞として使うと、「状況を把握しておく」という意味で“keep track of his whereabouts”(彼の行き先を把握しておく)、逆に「見失う、忘れる」という意味で“The party was so fun we lost track of time.”(パーティーが楽しくて時間を忘れてしまった)といった使い方をします。
職場のバトルファイターたち! 「ディルバート」連載一覧はこちらから
登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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