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鳥山明の人気コミックをハリウッド・メジャーの20世紀フォックスが初実写化した、いろんな意味で話題のアクション「ドラゴンボール EVOLUTION」が7月24日にBlu-ray Disc化。完全数量限定でDVDが付く。
特典は井上聡(次長課長)による音声解説「ドラゴンボール講座」、ゲーム:ドラゴンボール・クエスト、8種類の未公開シーン集、悟空のワークアウト・ビデオ、ミュージック・ビデオ「WORKED UP」(byブライアン・アンソニー)、ギャグ・リール、格闘シーンの舞台裏:2人のチチ、悟空役ジャスティン・チャットウィンのインタビューなどを収録している。
山奥で祖父・悟飯と修行の日々を送る悟空(ジャスティン・チャットウィン)は17歳の高校生。本当は武道の達人だけどケンカ禁止令を出されているため、学校ではオタクだの、変人だの言われ続ける日々。そんななかで迎えた18歳の誕生日、悟空は悟飯からドラゴンボールを贈られる。それは7つ集めると、どんな願いごとも叶うという魔法のボールだ。ちょうどその頃、2000年ぶりに地上に復活したピッコロ大魔王(ジェイムズ・マースターズ)が、人類に復讐するためにドラゴンボールを狙っていた……。
悟空はイジメにあい、あこがれのチチへ妄想を抱く、ダメ生徒。悟空と仲良くなるチチはお金持ちのお嬢様で、カンフーの練習に勤しみ、天下一武道会に出場することが夢。対戦するのはピッコロ大魔王の手下・田村英里子。悟空の師匠として修行の手助けをする亀仙人は、ハリウッドにおける活躍にはがっかりさせられるチョウ・ユンファ。亀の甲羅はつけていないが、グラサンは着用している。ハイテクに強く、レザー銃を駆使するなどやたらとアグレッシブなブルマ。ホイポイカプセルによるバイクも登場する。ピッコロ大魔王は原作通りのグリーンヘッド。
髪型やコスチュームは原作へのリスペクトは感じられるものの、鳥山センセイが言うように、キャラの名前だけを借りた、これはまったくの別モノ。どうせなら原作をもっとハチャメチャに壊してくれれば良かったものを。そうすれば笑って許せたのでは? ただアクションとVFXはドッサリ、メッセージもポジティブなので、86分サクっと鑑賞可能。そう、この作品を楽しむコツは、原作の存在を忘れて、目くじら立てずにオープンマインドでいること。これだけ否定派が多い作品も珍しいが、あなたの目で真偽のほどを確かめてみよう。
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