シャープは5月24日、新しいコンシューマー向け製品ポータルサイト「シャープ横丁」を公開した。「お店の暖簾(のれん)や看板のようにコンテンツを眺め、気が向いたらぶらりと立ち寄ってほしい」(同社)。
白物家電からAV機器、太陽光発電パネルまでジャンルを問わずに23のコンテンツをピックアップ。お店に見立てたバナーを並べ、本の帯をイメージしたという短いコメントを添えている。
「あまり知られていませんが、商品サイトにはニッチでも面白いコンテンツがけっこうあります。例えば話題のタニタ食堂のメニューが『ヘルシオ』で作れるレシピ、おばあちゃんの知恵袋と最新の野菜保湿機能付き冷蔵庫を対決させる『ユーチュー部』の実験動画など。横町に来てみれば、意外な発見があるかもしれません」(シャープ、ブランド戦略推進本部グローバルブランド戦略部の酒井哲也副参事)。
酒井氏によると、従来はユニークなコンテンツであっても商品サイトの下層ページに置かれていることが多く、訪問者の目には触れにくかったという。そうしたコンテンツにスポットをあて、直接リンクを設けることも目的の1つだ。
ただし、シャープ横丁にはシビアな一面もある。通常の商品サイトは“新着”が目立つ場所に置かれるものだが、横町ではお客様の評価がすべて。各コンテンツへの入り口となるバナーは、クリック数やTwitterのつぶやき、facebookの「いいね!」を集計して順位が付けられ、ランキングが下がるとバナーの位置は下がり、小さくなってしまうという。「ユーザー参加型の新しいポータルサイトとして楽しんでもらえれば。もちろんクリック1つで新着順にソートする機能もあります」(同氏)。
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