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机においてもジャマにならないマルチコネクトコンポ――ソニー「CMT-X7CD/X5CD」

» 2014年04月03日 13時18分 公開
[ITmedia]
「CMT-X7CD」のホワイト。2機種ともブラックとホワイトがある

 ソニーは4月3日、さまざまな機器と接続できるアクティブスピーカー“マルチコネクトコンポ”「CMT-X7CD」「CMT-X5CD」を発表した。4月19日に発売する予定で、価格はオープン。店頭ではネットワーク対応の「CMT-X7CD」が3万3000円前後、Wi-Fi非搭載の「CMT-X5CD」が2万3000円前後になる見込み(税別)。

 昨年夏に発売した「CMT-BTシリーズ」の後継機。WI-FiやBluetooth、USBなどでさまざまな機器とつながるという製品コンセプトは継承しつつ、外観を一新。ワイヤレススピーカー「SRS-X9/X7/X5」と同じデザインコンセプト「Definitive Outline」(ディフィニティブアウトライン)に沿ったスリムでシンプルな形状とした。

 設置スペースはCMT-BTシリーズから大幅にコンパクト化。385(幅)ミリ×100(奥行き)ミリと、「CDプレーヤー搭載でもデスクトップにも置ける」(同社)。

WMポートは省略

 扱える音楽ソースは多彩だ。本体にCDドライブとFM/AMチューナーを内蔵しているほか、背面に1系統のUSB端子を装備。iOSデバイスやUSBメモリを接続して楽曲再生やiOSデバイスの充電が行える。USBメモリからの楽曲再生も可能だ。

 一方、先代にあったウォークマン用の「WMポート」は省略され、楽曲再生はBluetooth接続で行うことになった。Android端末もBluetooth接続で、NFCに対応したほか、コーデックはapt-X/AACをサポートしている。

 内蔵CDドライブやAM/FMチューナーからウォークマンやUSBメモリに録音する機能は先代から継続採用。CDの場合、MP3の128kbpsもしくは256kbpsで約2.5倍速の録音が行える。ラジオではタイマー録音も可能だ。

「CMT-X5CD」のブラック。外形寸法や重量は両モデル共通で、約385(幅)×178(高さ)×81(奥行き)ミリとなる。重量は約2.7キログラム

 さらに上位モデルの「CMT-X7CD」は、Wi-Fi(IEEE 802.11b/g)を搭載。DLNA/AirPlayに対応しているため、宅内にあるPCやNASに保存した楽曲をタブレット操作でワイヤレス再生したり、スマートフォンに保存している楽曲を再生できる。なお、DLNA接続時に限り、最大192kHz/24bitまでの音源再生が可能だ。

 このほか、ソニーが提供するiOS/Androidアプリ「SongPal」をスマートフォンやタブレットに導入すれば、楽曲の再生コントロールとともに「radiko」や「tunein」を使ったインターネットラジオも楽しめる。

 スピーカー部は、発泡マイカ振動板を使用したフルレンジユニットにパッシブラジエーターを組み合わせている。発泡マイカは一般的なコーン紙よりも軽量で薄く、パッシブラジエーターを強力にドライブできるという。

 「発泡マイカによる明るい音色の中高域とともに、量感とスピード感のある低域を実現できた」(同社)。

 内蔵アンプは「S-Master」。ほかに一回の操作で推奨サウンド設定を呼び出せる「ClearAudio+」、圧縮音源を聞き疲れのしない自然な音で楽しめるアップサンプリング技術「DSEE」を搭載した。

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